【NARUTO】赤色は激烈の象徴 ２

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サス「おいA、聞いてるのか？」
「…！…聞いてる」
サク「魚、焦げてるわよ」
「……あ」

ボーッとしているうちに魚が焦げてしまった。
サクラに聞いたところ、サスケに呪印を付けた大蛇丸って奴が私たちの巻物を燃やしてしまったらしい。

サス「なんにせよ…次に会った奴が
ラストチャンスだな」
「…そうね」

ヒュウ、と風が吹く。
するとサスケが水筒を持って立ち上がった。

サス「水を汲んでくる。おい、A」
「…何」
サス「お前も来い」
「…分かった」

サスケに手を引かれ、森の中へと進んだ。
サクラが恨めしそうに見てたけど、
気にしないようにしよう…

サス「で？なんだその髪は」
「…？」
サス「イメチェンなんかじゃねェんだろ」

水を汲みながらサスケが言った。
なんだ、気づいてたのね。

「色々あった。だから切った。」
サス「…伸ばしたかったんだろ、髪の毛」
「…ある人に、綺麗と言われたから。」
サス「ある人……？」
「気にしないで。」

サス「…お前に、ずっと聞きたかった事がある」
「……？」

サスケがジッと私を見つめる。
風が吹き、短くなった髪の毛が揺れる。

サス「お前にとってカカシは…なんなんだ？」
「カカシさん…？」

あの人の事を聞かれると思わなかった。

「…命の恩人…かな…」

両親が殺された時、カカシさんが助けてくれた。
そして………

サス「…」
「何で黙るの。」

サス「“かな？”って……お前は本当に
ハッキリしねェな」
「自分でも分からない。」

カカシさんとは何か、と言われても…
分からないものは分からない。

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