4話 ページ5
松寿丸だった。
貴『どうかした?』
なんだろう。喧嘩でもしたのだろうか。
松「…………………………」
沈黙が長い!なんかしゃべって欲しい。
松「…………やる」
え?松寿丸君。聞こえないよ?
松「手伝ってやると申しておる!」
マジ?いや、だってさっきすっごーーく上から言ってきた、松寿丸が手伝うだって?
ヤバイ。チョーカワイイ。
しかし、松寿丸はさらにカワイイことをしてくれた。
松「我は邪魔か?」
と少し悲しそうに首をかしげた。
私は思わず松寿丸の頭を撫でていた。
松「な、何をする!?離せ!」
とジタバタしていたが、子供に負けるほど私はまだ、弱くない。
しばらくすると松寿丸も諦めた。
ただ、頭を撫でているとき、松寿丸の耳が少し赤かったのは、私以外誰も気づいていないだろう。
松寿丸と一緒に作った晩御飯をテーブルに運ぶ。
他の子達も匂いにつられてきたっぽい。
貴『おいで』
と言うと嬉しそうにやって来る。
全員をテーブルに座らせると
貴方「いただきます。」
いただきます。は彼らのいた世界には、ない言葉らしい。
それでもみんな、私のマネをして
「「「「いただきます。」」」」
と言った。
久しぶりに人と食べたご飯は、暖かくておいしかった。
62人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞姫 - 次の更新楽しみにしてます!!!(w∨^) (2017年4月14日 19時) (レス) id: f50ff2d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
フェイロ - 更新頑張ってねー (2015年11月24日 21時) (レス) id: ba5caa7631 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - レルさん» 更新頑張ってねー笑笑 (2015年10月15日 19時) (レス) id: a6544027ad (このIDを非表示/違反報告)
レル(プロフ) - mariさん» ありがとう!!! (2015年10月15日 19時) (レス) id: 1fd6cd3aa0 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - やっとコメできたぁーー!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2015年10月14日 22時) (レス) id: a6544027ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レル | 作成日時:2015年9月24日 0時