67杯目 ページ21
ゴンゴンっ！
探偵社の入口のドアから鈍いノック音が聞こえてきた。
「依頼か？ おい太宰、お前が行け」
「はーい」
開けてみるとそこには誰もいなかった。
「あれ？」
「下だよ、太宰さん」
ん？
声のする下を見てみると、そこには白装束を着たマスターがいた。
額が赤くなっているのを見ると、頭でノックしたのかな？
よく見ると両腕両脚に包帯が巻かれている。
「どうしたんだいっ、これ!?」
「いろいろあってね、与謝野医師に治してもらいたくて来た」
私は彼女を抱きかかえて与謝野医師と治療室へ向かった。
「随分な怪我だねぇ。襲撃でもされたのかい？」
「そんなところ」
「マスター、そいつの名前わかる？」(黒笑)
許せないなぁ、私の大事なマスターを傷つけるなんて・・・
「大丈夫だよ太宰さん、襲撃してきた奴らのことは解決したから」
奴ら、複数人だったのか。
それをこの子は一人で・・・。
「解決したって？」
「その時店にいた人が後処理やってくれたはず。
いつも幼女を連れているお医者さん、って言ったらわかるよね？」
「「!!」」
(成程、森さんか)
「確かに、この治療の仕方はあの人と同じだ」
「与謝野さん、知っているんですか？」
「ちょっと昔いろいろあってね」
治療をするからあんたは出て行きな、と言われ私はマスターに手を振り部屋を後にした。
10分後、治療室から与謝野医師が出てきた。
探偵社にいた皆はとても驚いていた。
治療中マスターの叫び声が一切聞こえなかったのだ。
「太宰、あの子妾の治療を耐えきったよ。たまげたねぇ・・・。今病室で休んでるよ」
私は与謝野医師にお礼を言い、マスターの元へ行った。
「あんなに焦った太宰の顔は初めて見たよ」
「太宰は本当にマスターのことが好きだなぁ」
「なっ!? 太宰まさか・・・！」
ビーーービーーービーーー！
「「「!!!?」」」
「鏡花の電話に着信があったみたいだ」
「乱歩さん、俺と賢治で行ってきます」
「治療は妾がしてやるから、安心して沢山怪我してきなぁ」(ニタァ)
「・・・！ い、行ってきますっ」
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チョコミント - 面白いです！ (9月18日 19時) (
レス) id: d1016c78dc (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - 名無しのインティライミさん» わぁああありがとうございます！ 合格できるよう頑張ります！！ (2019年1月17日 19時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのインティライミ - 受験頑張ってください！応援します！いつまでも待っているので、無事合格するのを願っていますよ！！ (2019年1月17日 6時) (レス) id: 24c67caab3 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - ヨルさん» キャー(≧∇≦) ありがとうございます！ 頑張ります！！ (2019年1月12日 1時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 受験頑張ってください！来年でも再来年でも何時でも待ってます！ (2019年1月12日 1時) (レス) id: dd4205d183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Wiyu | 作成日時：2018年9月23日 2時
