66杯目 ページ20
「え、ちょっ/////」
「ありがとな、こんなになるまで戦ってくれて」
「・・・あんなチンピラ共、森医師ならメス三本投げれば返り血浴びることなく即終わってたよ」
(私がカッコつけてやってみたかっただけ)
ただの好奇心だよ。
「・・・」
中也は黙って私の怪我を見る。
「さすがにこれじゃ不便だなぁ、痛いし」
「そういう、ところがだよ・・!」
中也は私の上半身を起こして、私の顔を自分の方へ向けて両頬を軽くつねった。
「むっ!」
「もっと自分を大事にしやがれっ!
手前を心配する奴のことも考えろ!!」
「ひぅ、ひゃ・・」(ちゅぅ、や)
「わかったか!?」
「・・・はにゃひて」(放して)
(ジーーーー)
「はぃ・・」
パッ
肯定したらちゃんと放してくれた。
赤くなった頬をさすろうにも両腕がこの有様だ。
「ねぇ中也、話は変わるけど姐さん今マフィアにいる?」
「紅葉の姐さんのことか? てか何で知って
「いいから」
(店とかその他のことと言い、一体なんなんだ?)
「姐さんはさっき出ていったみたいだぞ。連絡がきた」
(なら今ははじめてのおつかいの回か・・)
「よし、中也。お願いがあるの」
「なんだ?」
「怪我治すために、私を武装探偵社まで運んでほしい」
「はぁっ!?」
「重力操作使って入口まででいいから。そこに置いてくれれば後は自分でどうにかする。その後すぐに立ち去れば(太宰さんと乱歩さん以外に)身バレすることもないし」
「そんなことできねぇ、って言いたいところだが、俺は今探偵社と顔を合わせるわけにいかねぇ。なによりお前の怪我を早く治すことの方が先だ」
「ありがとう」
中也は私を浮かせてドアへと向かう。
「首領には後で俺から言っておく」
「頼りになるね」
私達は裏路地を使って探偵社へと向かった。
(一度浮いてみたかったんだよね)(キラキラ)
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チョコミント - 面白いです! (9月18日 19時) (レス) id: d1016c78dc (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - 名無しのインティライミさん» わぁああありがとうございます! 合格できるよう頑張ります!! (2019年1月17日 19時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのインティライミ - 受験頑張ってください!応援します!いつまでも待っているので、無事合格するのを願っていますよ!! (2019年1月17日 6時) (レス) id: 24c67caab3 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - ヨルさん» キャー(≧∇≦) ありがとうございます! 頑張ります!! (2019年1月12日 1時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 受験頑張ってください!来年でも再来年でも何時でも待ってます! (2019年1月12日 1時) (レス) id: dd4205d183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wiyu | 作成日時:2018年9月23日 2時