35杯目 ページ37
「勤め人!」
「違う」
一応勤めてたくない?
「研究職!」
「違う」
自 殺法と豆腐の作りかたを研究してたって点では間違いじゃない。
「工場労働者!」
「違う」
「作家!」
「違う」
あ"あ"あ"ーーーーー違わない‼
それは皆違わないーーーーー‼
「役者!」
「違う、けど・・・。役者は照れるね〜」
たしかに声は合ってるね←
「うーん、うーん・・・」
悩んでるね〜。
「だから本当は浪人か無宿人の類なのだろう?」
「違うよ、この件では私は嘘を吐かない」
「あっ、そうだ! マスターさんなら知ってるんじゃないですか⁉」
「え、私?」
いきなり話を振られて私はあっけない声を出した。
「何でそう思うの?」(ニコッ)
「えっと、なんかそんな感じがして」
「ふ〜ん・・・」
野生の勘かな?
「だってさ、お兄ちゃん」
「ん〜いいね敦君」
マスターがお兄ちゃん呼びに慣れちゃってちょっとさみしいとか聞こえた気がしたけど気のせい気のせい。
「というわけで、ん」
私は太宰さんに右手を差し出した。
「なんだいこの手は?」
「いや〜心の優しい敦君が同じくお金に困っている私に賞金を譲ってくれるっていうから〜」
「僕そんなこと言ってませんよ‼」
「えーー。それに私、前に太宰さんの前職当てたし」
「「「え⁉」」」
「マスター、また抜けてるよ」
クソゥッ( ・∇・)!
「そもそもマスターは探偵社員じゃないからノーカン」
クッソゥッ(`・ω・´)!(殺)
「でも甘えんぼな可愛い妹のおねだりならお兄ちゃん聞いちゃおっかな〜♪」
「国木田さん、通報したらどのくらいで軍警来るかな?」
「5分以内には到着するだろう」
「よっしゃあ! えーと、1、1、ゼ〜
「待って、本当に呼ぼうとしてる⁉ やめて‼」
「あの〜・・・ 結局太宰さんの前職って?」
「そうだった! 店主、太宰は一体何を・・・
そう国木田さんが言いかけた時、
ピピピピピピピピーー ー ー
谷崎さんの電話に着信が入った。
「はい、ーーーー依頼ですか?」
「どうやらお仕事の時間のようだ。
この話はまた今度・・・ というわけでここの払いはよろしくね、敦君♪」
「え、あっ‼」
ご馳走さま〜とご機嫌そうに先に店を出たお兄ちゃん。
最後の最後でしてやられた敦君だった。
513人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時