第二訓 ページ3
「ま、待てA。お前も攘夷志士にならないか！」
苦し紛れだな……。
あまりの呆れに、針を向ける気力を無くしてしまった。
針をもとの位置に戻す。
一息吐くヅラ。
「なんねぇよ、まだ活動資金が足りねぇのか。あと勧誘の仕方が青い紋様の鬼と被ってるから辞めとけ」
「猗窩座じゃないヅラだ。あっ違う桂だ」
何してんだ、こいつ。
良いのか。私に本気で心配されてんぞ？ 結構やばいぞお前。
「……そういえば、万事屋が最近、新しい従業員を雇った様だぞ？」
私からの哀れみの視線を振り払おうと、ヅラは話題を切り替える。
「え……あいつ給料払えんのか……？」
そのあいつに哀れみの視線が向き、ヅラは安堵する。
その時、大勢の足音が地面を揺らして近づいてきた。
「こっちだ！ 桂はこっちに逃げたそうだぞ！」
あのな……
その"こっち"に人住んでんだよ！ うるせぇ！
この大声の正体は勿論真選組だ。
全く、近隣住人への迷惑も考えろ！
私は心中で悪態をつく。
すると、脳内で「そうだろう！」と言いながらヅラが、「だから奴らを共に排除しようではないか」と勧誘してきた。
お前を追いかけてきたんだぞ！ と私は脳内で桂に足蹴をおみまいしてやった。
桂は(二つの意味で)身に危険を感じ、
「お、おっと。居場所がバレたようだ。ではさらば！」
ササッ、と効果音を口に出しながら裏ロから出て行った。
急に来て急に去った。嵐みたいな奴だな……。
てかヅラ、なんで裏口の位置知ってんだよ。
一瞬で冒頭の静けさが戻ってきた。
そしてその静けさは、また一瞬でぶち破られた。
「おい貴様！ ここらで桂を見かけなかったか！？」
その後一時間ほど取り調べを受けた。ヅラ、次会ったら殴る。
ラッキーアイテム
新八の本体（メガネ）
ラッキ一（？）食べ物
土方スぺシャル
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レイレイン(プロフ) - ふわもちねこさん» 亀更新申し訳ない……有難うございます！モチベになります笑 (2022年10月2日 11時) (
レス) @page17 id: 2b86b63c91 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもちねこ(プロフ) - 続きがない…だと…！？ めっちゃおもしろいです続き待ってます！ (2022年10月2日 3時) (レス) @page17 id: 8da5ac43aa (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン(プロフ) - きゃあ〜！有難うございます！うれじいでず！ (2022年8月2日 17時) (レス) id: 2b86b63c91 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけ - この小説最高すぎだろ！ (2022年8月2日 15時) (レス) id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン(プロフ) - ちょ、そんなこと言われたら私、朝も昼も眠れなくなっちゃうじゃないですか…ッ！私がそんなお言葉頂ける日が来るとは思ってもみなかったです。有難うございます！頑張ります！ (2022年5月20日 15時) (レス) id: 2b86b63c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイレイン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/
作成日時：2021年4月2日 11時
