依存疾患２

第90話 ページ44

貴方side



幸村「〜〜て、〜〜きてA」


貴方「せーいち？」


そっか昨日精市の部屋で寝てたんだ…


幸村「おはようAもう朝だよ」


清々しい顔の精市が起こしてくれた



貴方「おはよぉ朝早いね」


幸村「Aは相変わらず朝が弱いね」


貴方「精市が早すぎるんだよ。昨日緊張してあんまり寝れなかったんだから」


幸村「Aに意識してもらえて嬉しいな」



嬉しそうに笑う精市は魔王とかけはなれてただの恋する乙女みたいだ

スキンシップは1番激しいけど



貴方「とりあえず着替えるから部屋に戻るね」



幸村「まって！」


チュッ

精市はおでこににキスをしてきた


幸村「今日からAは立海だけのマネージャーになってもらうように頼むから楽しみにね」

………


貴方「お、お邪魔しました！！」


ばたん



やばい……



全然楽しみじゃないよ

むしろその逆で憂鬱…



こっそりサボろうかな？

いや、絶対だめだ

昨日の雅治を思い出してきた


キツすぎるよ…


宍戸「A！！！」

貴方「え……あ、亮くん！？｣

久しぶりの亮くんが走ってやってきた


宍戸「A！すまねぇ今まで助けられなくて」

亮くんは頭を下げて謝ってきた

貴方「えっなんで謝るの？全然亮くんは悪いことをしてないし！顔をあげて？」

顔をあげた亮くんの顔はとても申しわけなさそうな顔をしていた



宍戸「おれはAが困っているのを知っていたのに見てるだけだった！くそっ激ダサだぜ」

別にしょうがないと思うし正直そう思ってくれるだけでも嬉しい



貴方「……そう思ってくれてるだけで嬉しいよ。それにもう色々と遅いし…わたし着替えなきゃだから、、、またね！」




宍戸「A！！まて！」



ごめん
亮くん



わたしは走って私たちを見ていたブン太を追いかけた。

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