+１４８+病室 ページ3
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廊下には私の足音がペタペタと小さい音が静かな廊下には反響した
まずは隣の部屋から確認してみる
中は私の部屋と同様でほぼ一面が白。
窓は閉じられ、カーテンは全て開かれた状態で誰もいない。
特に何も無いこの部屋を後にして、さらに隣の部屋を確認する
今しがた居た部屋から規則正しい機械音が聞こえていたため
この部屋に人がいることを確信しつつ、ゆっくりドアを開いた。
そこには閉じられたカーテンが２つ並んでいる
両方からピッ…ピッ…、と規則正しい機械音が響いていた
手前の方から覗き込むようにカーテンを数十センチ開けると
そこでは獄寺さんが静かに眠っていた。
各部屋に一人ではなく、ここには二人がいるということは
たぶんだけど、状態とかで区分けしているのだと思う
だとしたら、と予測を立ててから
もう一方のカーテンも数十センチ程、ゆっくり開いた
…予想通り、そこにはビアンキさんが眠っていた。
ここには、それなりの重症かつ憑依された人が眠っていた。
私を無傷〜軽傷かつ憑依された人間だとしたら
重症の恭弥さん、フゥ太くん、沢田くん、山本くんはバラバラか
二人の安定した呼吸を背に、病室を後にする。
次に更に隣の部屋を開けると一つカーテンが閉じられていた。
他の部屋同様に閉じたカーテンの滑車を滑らせると山本くんが眠っていた
特に何かを繋がれている様子はない。
彼は外傷も少なく、鉄球の打ちどころが悪かっただけ。
さらに私達のように精神をどうこうされた訳でもないので
多分他の人よりは早く目覚めるはず。
…彼はこの後にも予定があるし、本当に運がいいと思う
カーテンを再び閉じようと、端に手を添えた辺りで
「ん…、」と短く微かにだが、彼は確かに喉をふるわせた
閉じかけた手を止め、彼の方を見やれば彼のまつ毛が揺れる。
五秒程、その様子を眺めるが目を覚ますには至らず
また静かな吐息を立てるので、閉じかけたカーテンをしっかり閉めた
そのまま病室から出て、廊下から病室が並ぶ壁と向き直る。
部屋は奥に向かってあと４つ。
まだ見かけていない人物は赤ん坊くんを含めて４人
だが、赤ん坊くんと沢田くんはセットなイメージだからひとつ空く？
とりあえず、今までの流れに準じて隣の病室の扉を開けた。
そこからは静かな幼子の吐息と、壁越しに聞こえる唸り声が。
唸り声の正体が気になり、室内からの吐息の正体は短時間で確認
そこには穏やかな表情で眠るフゥ太くんが居た
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睡-ｽｲ-(プロフ) - 阪サッカーさん» お返事遅れました、嬉しいコメントありがとうございます！地道に更新頑張らせていただきます！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
阪サッカー(プロフ) - 面白くて、読み応えがあって、何より続きが楽しみです。お身体に気をつけて、無理しない程度に頑張って下さい。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: d96a890ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2020年5月3日 14時
