両片思いの幼なじみに挟まれて 【すとぷり】

# ページ17

「は？」


「だから、聞いてるだろ。ころんくんは好きなのか？Aのこと。」


は？何この展開。みんなころんみてるし。


あと


「その、ころんくんってやめない？虫唾がする。」


「確かに、じゃあAの言うとうり、ころんにする。」


少し話がそれたところで、違う話題を…


「結局どうなの？」


まさかのそれてなかったー。


「僕は…わかんない。好きなのかわかんない。」


「は？」


「僕にも分からない。なんでこんなに、ドキドキするのかモヤモヤするのか分からない。」


「おーい。すわれー。」


なんかよくわからないタイミングで先生がきた。


「え、何この雰囲気。」


「はーい！ころんくんがAちゃんに告白してましたー。」


「堂々とか、青春だなー。w」


先生がニヤニヤしている。


ころんが私を？いやいや、ころんは紗菜だ。


「先生違います。ころんは紗菜が好きだから。違います。」


誰に向けてこんなこと言っているのだろう。

なんでこんなこと言っているのだろう。


「先生そうですよ。違います。ころんは紗菜が好きで、俺はAが好きです。」


「お？」


「Aも俺のことが好きで、付き合ってます。」


「は？なにそれ！」


さとみなにいってんの！？


「早速、デートいくのでサボりますね。」


さとみは私の手を取って走り出していく。


後ろから先生の声が聞こえた。

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