二つの炎【REBORN】 (ページ13)

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-11-悩みページ13

それから毎日Aは書庫で勉強をしたり、時間の空いた幹部がいる時には手合わせに付き合って鍛錬をしたりしていた。

「それで、悩みって？」

15時…ブレイクタイム。
幹部達とのんびりお茶をしながらの話題はAの悩み相談だった。

「私…武器持ってないなって、思って…」

「確かに。いつも無手でやり合ってるよなー」

それはAの獲物が無いという事だった。

「ザンザスは銃。スクアーロは剣。ルッス姐はメタル二ー。レヴィはパラボラ。ベルはナイフ。マーモンは…術士だから無い、か…でも皆何かあるでしょう？私は何もないなぁって」

「そうねぇ…武器って戦いにおいて相棒みたいなものだし、自分に一番馴染むものを使うから…」

「武器庫に色々あるだろぉ。試せばいいんじゃねぇか？」

シン……と静まる空気。そしてパンッと手を合わせるルッスーリア。

「その手があったわぁ！さすがスクアーロ！！」

「ししっ、たまにはいい事言うじゃん」

そんな大した事は言ってねぇだろ、と渋い顔をしてコーヒーを飲むスクアーロ。
彼に対してルッスーリアは嬉嬉としてXANXUSへと許可を取る。

「ボス！このあと武器庫へ行ってもいいかしら？」

「好きにしろ」

何故かXANXUSも面白そうな話題が出来た…と何やら楽しげである。

そして、この後武器庫で武器選びをする事になった。