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敬人と2人、生徒会室で書類作業を進める
学院のトップが移ろうとしている今こそ、信用を集めるため、細かい所まで根回ししなければならない
｢そろそろ疲れたんじゃないか、英智。休憩にしよう｣
『そうだね、紅茶でもいれようか』
立ち上がって軽く伸びをすると、生徒会室の扉ががんっと蹴られたような音がした
続いて聞こえてきたのは忌々しい人の声
｢敬人！いるか？今両手が塞がってる、開けてくれ｣
弾かれたように敬人が顔を上げる
｢朔間、さん？｣
ちらり、とこちらを向く敬人はおそらく僕に了承を求めているのだろう
開けろ、の意味を込めて頷きを返す
敬人が扉を開けると、人を抱きかかえた朔間零が立っていた
『A…！？』
朔間零が抱えていたのは傷だらけのAだった
意識がないのか完全に身体を預けきっている
｢普通科の倉庫で倒れてた。意識がない、今すぐ病院に連れていきたい｣
『敬人、救急車を手配して。僕の名前を使えば専属の医者がみてくれるから』
｢ああ、わかった｣
険しい顔の朔間零とその腕の中のA
ときたま苦しげに息をつく彼女を見ていられなくて目を逸らした
大方、どんなやつにやられた傷なのかくらい想像がつく
｢おい、根暗ヤロ〜｣
聞きたくない
｢…婚約者なんだったら、助けてやれよ｣
僕が憧れた人と並んで
『魔王』なんて呼ばれてみんなに慕われて
僕の好きな人に好かれて
おまけにピンチに一番にかけつけるヒーロー
なんて、勝ち目が無さすぎる
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ゆゆちゃん(プロフ) - 夜桜 奏さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます！更新早いのがだけが取り柄なので頑張りますっ笑 (2019年9月13日 22時) (
レス) id: 7a2e201cbb (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 奏 - 健気すぎる夢主ちゃんに涙です…頻繁に更新して下さりありがとうございます!いつも楽しみにしています (2019年9月13日 21時) (レス) id: dd2c6bf5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆちゃん(プロフ) - 月見団子さん» ほんとですね、申し訳ありません！非公開外しておきました。。気をつけます！ (2019年9月13日 17時) (レス) id: 7a2e201cbb (このIDを非表示/違反報告)
月見団子 - いつも楽しく読ませていただいております。えーと…『75話』が抜けてません？ (2019年9月13日 17時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆちゃん(プロフ) - うみさん» そう言って貰えて嬉しいです！こちらこそありがとうございます！ (2019年9月13日 2時) (レス) id: 7a2e201cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆちゃん | 作成日時：2019年9月11日 1時
