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貴方視点

宴もすこし静かになってきた頃…

「あの、総悟さん」

沖田「?なんですかィ?」

「すこし、着いてきてもらってもいいですか?」

沖田「いいですぜ」

「ありがとうございます」

そういい、私は泉から地に上がった

沖田「…綺麗ですねェ」

「え⁉︎///そ、そんなことないです…」

沖田「早く行きやしょう」

「はい。こっちです」

テクテク

_____

「此処です」

沖田「此処…」

「私のお気に入りの場所です。村が見渡せる絶好の場所なんですよ」

沖田「そうですかィ」

「気に入りましたか?」

沖田「あぁ」

「なら良かったです」

沖田「でも、なんで俺を此処に?」

「……」

沖田「?」

できることならば…

このまま…時間が過ぎて欲しい…

でも…言わなくては…

「あの…実はですね…」

沖田「ゆっくりでいいですぜェ」

「はい。実は、もう少ししたらこの島の存在も消されてしまうんです」

沖田「?どういうことでさァ」

「近いうちに、妖術師が攻めてくるんですよ」

沖田「!?」

「信じてもらえないでしょうけど!ホントなんです‼︎」

沖田「……」

「…ですから…この島を早く立ち去ってください…」

手を強く握りながらお願いをする

沖田「…なら、"俺がAを守ればいい"」

「…え?」

そう言い、総悟さんは両手で私の頬を包んだ

「…総悟…さん…?」

沖田「さっき、守りたいものができたって言いやしたよね」

「はい…」

沖田「あれ…Aの事なんでさァ」

「え?」

沖田「…俺の、守りたいもの…///」

嘘だと思った

私じゃないと思っていた

だって、今日初めて出会ったのに

そんな事を言う妖は初めてだった

なんなのだろうか…

コレが…"恋"というものなのでしょうか…?

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作者名:箔月 | 作成日時:2021年7月3日 22時

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