Prolog ページ1
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「ジンジャエール一杯、麦茶一杯でー!」
お店の店員さんにそう言った、目の前に座っている男性は。ついさっき出逢った。
すらりとしたスタイルで、誰もが惚れそうな、所謂イケメンプリンス。
「で。」
「はい…。」
何を言われるのか分かってますよね?と聞かれて、私は目を逸らした。
何となく気まずかったし、怒られるに決まってるから。
「どうしてあんな所にいたんですか」
「…いっ…いや……なんでもないですけど…、?」
私がそういうと、相手は急に真剣な目になって。
一瞬何が起きたのか分からなかった。
気づくと、右頬がじんわりと痛んでいて、擦れば擦る程、痛みが増してゆく。
「……た…、たかれた…?」
平手打ちなんて。
それはそれは驚いて、目を真ん丸にさせる、私。
「どうして真夜中に橋の真ん中で、」
「ジンジャエール、麦茶お持ち致しましたー、ごゆっくりどうぞ。」
少し…何故かむっとして、言い返す。
「なんであんな真夜中に橋の真ん中の柵に立ってたのかあなたも分かってるでしょう?!
飛び降りたかったの、だから何?
第一、赤の他人のあなたに…」
そこまで言ってちょっと…結構言い過ぎていたのに気が付き、慌てて相手の顔色覗く。
やはり…と言ったらあれだが、相手はシュンとしていて…。
と思いきや。
「理由は分かったよ」
そう言うと、ニッコリして私の腕をぎゅっと掴むと、一言。
「僕の家おいで」
「え?」
「…いや、は?」
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年2月7日 18時) (レス) @page3 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
茉涛(プロフ) - kahuさん» コメントありがとうございます(^^)最近更新出来て申し訳ないです…なるべく早めに出来るよう頑張りますので、是非気長に待っていけたらと思っています…!! 返信大変遅くなり、申し訳ございません(_ _) (2020年9月13日 18時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
kahu(プロフ) - 更新楽しみに待っています! (2020年9月12日 20時) (レス) id: eb027a0605 (このIDを非表示/違反報告)
茉涛(プロフ) - aさん» コメントありがとうございます(^^) 初めて言われました、嬉しいです~そんな大した作品でも御座いませんが…(笑) 更新頑張ります!! (2020年9月11日 17時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
a - 好きです!!!文章の言葉づかいとか綺麗です、更新頑張ってください。 (2020年9月11日 11時) (レス) id: f2bab7e0f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉涛 | 作成日時:2020年9月7日 20時