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第4話 ページ4

一郎side

午後5時、夕食の準備に取り掛かろうと冷蔵庫を開けた時だった。

ピロンと音が鳴りメールの受信を知らせる。
仕事用の音ではないそれはプライベート用の音。

乱数辺りか?と早く返さないと後がめんどくさいので開けた冷蔵庫を一度締めテーブルの上に置いてあった携帯を手に取った。

通知画面を見ると"兄貴"の文字。

すぐさま画面をスライドさせてメールを開く。


From:兄貴
To:自分
件名:ごめん、今から帰る

ごめん…って自分の家に帰るのに何謝ってんだ

謝りながら文字を打ってる姿は容易想像できた。

ニッと口角を上げ自分たちの部屋にいる弟たちに聞こえるよう声を張る。

「二郎、三郎、兄貴帰ってくるってよ!!」



「「ほんとか兄ちゃんっ!/本当ですか一兄!」」


すごい音を立てながら部屋から出てきた弟たちはお互い押し合いながら俺のところまで走ってくる。

いつもは喧嘩ばかりしている弟たちもこういう時の息の合った姿に苦笑しながら兄貴からのメールを2人に見せた。

覗き込むようにメールを読んでいる2人は大きく目を見開き左右違う色の目をキラキラ輝かせたところはやっぱり、兄弟似てるなと思ってみたり


6時に帰ると追記があり元々考えていた料理から兄貴の好きな料理へと変更する。

我ながら兄貴に甘いなと思うがそこはご愛嬌ということで誰に聞かれる訳でもないが言い訳をしておく。

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たかし(プロフ) - 咲夜さん» ご指摘ありがとうございます。ご指摘の件について訂正致しました。ありがとうございます。 (2019年12月1日 7時) (レス) id: 77e33eaa81 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 16話の辺りの話で「観音寺さん」となっている所は「観音坂さん」では無いでしょうか? (2019年12月1日 2時) (レス) id: 7c299e15d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たかし | 作成日時:2019年11月20日 23時

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