第5夜【悪かった】 ページ7
〜紅覇side〜
覇「んん〜、ここは…」
僕の部屋…。
貴「起きたか。傷は治っておるからな」
そういや、Aとの勝負で負けたんだ…。恥ずかしい…。
覇「出ていけ…。僕の部屋から出ていけっ」
今は1人が良い…。泣きそうだ…。
貴「お断りする」
覇「はやくっ!出て行ってくれっ!」
貴「…、な…たっ…」
覇「何?」
コイツ、何て言ったんだ?
貴「その…さっきは…すまなかった!」
覇「は?もういいから出てってくれる?」
僕は何を言って…!
貴「嫌だな。妾の気が済むまでここにいる」
覇「…僕、しつこい女は嫌いだよ」
貴「嫌われたって良いさ。妾はとっくに嫌われの身だからな」
…何かあったのだろうか?
貴「お前は良いな…。羨ましい…」
覇「意味分かんないんですけどぉ〜?」
なんかムカつく言い方。
貴「優しく、頼り甲斐のある紅炎、優しく、心配性な紅明、泣き虫だけど、仲の良さそうな白龍、優しく、元気な紅玉に、強く、正義感がある白瑛…。お前の兄弟は…良い人たちばかりだ」
何コイツ、半日しかいないクセして…
貴「…、ハハッ、妾ってば何で泣いているんだろ…」
覇「…僕も悪かったよ、出ていけなんて言ってゴメンねぇ?」
貴「お前が謝る意味などないよ、大丈夫…。1つ、我が儘を言っても良いか?」
覇「…なに?」
貴「妾に償いをさせろ。何でもいい。不老不死でも、イケメンになりたいでも、もっと強くなりたいでも…」
…そうだ、だったら…
覇「じゃあ、一生僕の隣に居てくれる?10年後も死ぬまで…」
貴「…そんなので良いのか?ならば容易い御用だっ!(ニコッ」
フフ、やっぱり僕は君のことが好きなんだね…。
コンコン
覇「誰ぇ?」
炎「俺だ…俺たちだ、紅覇入るぞ」
覇「良いよぉ〜」
明「やはり、A殿はここに居ましたか」
貴「何用だ?」
炎「A…、お前は一体何者だ?」
明「あの薬らしきもの…普通の者ができるはずがない」
炎「さぁ、教えろっ!」
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作者です。何か、今回微妙な感じだったと思います。すみません…(-。-;
ですが、もしよろしければ、最後まで読んでください。お願いいたします!
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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時