不思議な少女は嘲笑う【練紅覇】 (ページ43)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:73,505 hit

第40夜【お願い】ページ43

～紅覇side～

僕は炎兄に言われ、奥へと向かった。けど、どこにも見当たらない。

僕はドアを開けていく。
そうしている間にAの部屋にまで来ていた。
もしかすると！？って思ってドアを開けた。

すると机の上に手紙と瓶があった。

____________________________

紅覇へ

これをお前が読んでいるってことは
妾はすでにシンドバッドに操られて
いるんだろうな。

きっとお前は妾を信じて、ここ、
シンドリアに来ているんだろう。

信じてくれてありがとう！

もしもまだ妾を信じてているなら、
横に置いてある瓶の中の薬を妾に
飲ませてくれ。それは催眠が解け
る薬。約束を破った感じだけど、
これだけは許してほしいな…。

これだけは言っとくよ…。

妾はお前を信じている…。

A

____________________________

A…。絶対に僕が助ける！僕もお前を信じている！

覇「これ…だよね？」

シン「何がかね？」

覇「！？」

僕は後ろを振り返った。そこにはシンドバッドとAがいた…。

シン「さぁ…A…。アイツを殺ってくれるかい？」

貴「仰せのままに…。我が身に宿れ、セーレッ」

そう言ってAは魔装した。僕は瓶の中から薬を取り出し、外へ出た…。するとAも外へ…。

覇「ねぇ！僕のこと…覚えてない！？」

僕はこんな言葉を言っていた…。なんでだろう？

貴「知ってるよ…。煌帝国の皇子様っ！」

そう言って剣を一振りした。するとそこから氷が出てきて僕を狙う。

覇「…ッ！」

どうやって飲ませよう？近づくのも危険だし、一個しかないから落とせない…。

貴「…ヤァ！」

すると向こうからこちらに来た…！これは…良いチャンスなんじゃ…？
僕は一か八か、Aの口へ薬を突っ込んだ。

貴/シン「！？」

するとAは倒れた…。
や、やったの！？僕は助けることができたの！？

炎「おい、シンドバッド…。俺たちの天使に手を出すなよ」

炎兄…天使って何！？カッコいいセリフだけど、天使はダメだよ！？天使だけどさぁ！！

炎「帰るぞ」

覇「ハイ…。シンドバッド王よ…、次このようなマネをしたら…お前の首はない」

どう？カッコいいと思わない！？僕にとっては最高だ！

案外短い戦いだったけど…僕達の信頼は強まったよね？A______________