第38夜【手合わせ(2)】 ページ41
〜貴方side〜
妾は魔装を解いた。すると氷が溶けた。そう、これも妾の仕掛け。
そして妾は双剣の片方を抜き、
貴「我が身に宿れ、ブネ!」
シン「…」
おー、その目は怖いな…。紅覇も驚いているよ。
貴「ねぇ、シンドバッド。もう、終わろうか?」
シン「…リタイア…か?」
貴「違うよ、こういうこと!『ブルーネ・パーシャット』!!!」←ネーミングセンスないねww
シン「…!?」
残念だったね、貴方が妾に触れなければこんなことにはならなかったのに…。
そう、今の技は妾に触れた物や人を壊すことが可能。今回は腕で、骨折程度。
貴「…お終い!」
シン「何をした?」
そう聞いてきた、怖いお目々で。
貴「んー、ケリをつけた!」
笑顔で言ってやったよ。
シン「どうやったら治る?」
貴「えー、治してほしい?…でもね、それ…普通の骨折と一緒なんだけど…」
シン「治せるなら治してくれ」
そう言い頭を下げた、シンドバッド。
貴「我が身に宿れ、サタン」
…と言っても武器化だけどー。
貴「癒しの音を汝に送る」
そう言いサタンの武器…空中上のピアノ(?)らしきものを弾いた。 大丈夫、適当に弾いても自分の気持ち次第で変化するやつだから。
貴「…治ったよ」
シン「ありがとう」
そう言いシンドバッドは妾の頭に手を当てた…。そして何かを言った気がしたけど…妾は倒れた…。
〜シンドバッドside〜
やはり彼女は強かった。でもあれはきっと序の口だろう。そして彼女の頭に手を乗せ、ゼパルの力で催眠をかけた…。
覇「A!?」
その直後に紅覇皇子が現れた。
覇「お前、Aに何を…!!?」
怖い目つきだ…。
シン「彼女は眠っているだけですよ、きっと疲れたのでしょうね」
嘘でしかないが、紅覇皇子はそれを信じている。
覇「…僕はもう国に帰る」
シン「彼女はここに置いて帰った方が良い」
覇「なんで!?」
シン「彼女の魔力が可笑しいのだ。このままでいれば、きっと…いや、高い確率で死に至る」
この例は事実だが、彼女はそんな異常などない…。でもきっと信じるだろう。
シン「大丈夫です、紅玉姫が帰ると言う時にはなんとか治し、一緒に帰ってもらいますので…」
覇「…分かった。その約束、破れば僕がこの国を潰す」
シン「分かりました」
さて、目が覚めた頃には彼女はシンドリアの味方だ。紅覇皇子…貴方はどうでるかな?
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展開はやくて申し訳ありません…。
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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時