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第37夜【手合わせ(1)】 ページ40

〜シンドバッドside〜

最後に彼女はこういった。

貴「手合わせくらいはしてあげる」

と…。まぁ、俺もそのつもりではあった。
ジュダルが帰った後、Aさんはこっちだ、と手招きしている。

それから8分、9分くらいだろうか?目的地に着いた。それはシャルルカンとアリババ君の修行場。勿論、2人だけだ。

貴「ここなら良いでしょ?」

シン「そうだな。それで…本当に手合わせをしてくれるのか?」

そう言うと満面の笑みで、

貴「妾は嘘をつかん。それに…久々で楽しみ」

俺は国の為にやり、強ければゼパルの力でこちら側につかせる。彼女は理解しているのだろうか?いや、分かっていては困る。できれば理解などしてほしくない。

シン「魔装対決で?」

貴「当たり前だ。終わりは…どちらかがリタイア…または重傷を負ったらだ」

…待て、それはヤバイんじゃないか?恐らく、向こうはリタイアなんてしない…。となると、Aさんが傷を負うか、俺が傷を負うか…か…。
あぁ、俺は絶対リタイアしないよ。一国の王がリタイアしては…ね?

貴「妾からやらせてもらう」

そう言い彼女は髪飾りを外し、八芒星を…って、まさか、複数迷宮攻略者だったのか!?

貴「我が身に宿れ!セーレッ」

そう言うと彼女は水と氷に包まれ、姿を変えた。

シン「我が身に宿れ…フォカロル」


その頃、紅覇達は…。

〜紅覇side〜

覇「ねぇ、Aどこか知ってる?」

そう、Aがどこにも居ない。シンドバッドもいない…。嫌な予感がする。
そんなことを考えていると、上の方が光った。

覇「まさか!?」

ジャ「シン…!」

ここにいる皆が同じことを考えていると僕は思う。魔装の対決…ってね。

〜シンドバッドside〜

俺たちは空へ行く。下の人達は驚いている。まぁ、当たり前だ。

彼女の手元には剣がある。それも鋭い剣…。

貴「ハァッ!」

シン「…」

俺は風で突っ込んでくる彼女を海へ落とした。すると海が凍る。

シン「!?」

その氷が俺をめがけて伸びる、ギリギリ避けていった。…にしてもこれに当たるとどうなるのやら…。

貴「…風か…。少し相性が悪い気がするけど…」

そう言い彼女は魔装を解いた…。すると凍っていた海は解け、島へと落ちていった…。それを俺は風でガード!Aさんはこれが狙いだったのか?

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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時

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