第36夜【おい】 ページ39
〜貴方side〜
あの話合いから2日後、アラジン達は迷宮攻略へと向かった。いつ帰ってくるかは分からないけど、今、とんでもない状況っていうのだけは分かる。
なんせ、目の前にはジュダルがいる。結界を壊して侵入してきたらしい。
しかも、妾と紅覇の前だけならまだしも、沢山の人達の前に現れているんだ、あり得ない…。
ジュ「俺はお前と組みたいんだぜ?」
シン「俺はお前と組まない」
ジュ「まぁ、もういいんだ!俺は煌帝国で面白い奴と出会ったからな!」
誰のことだ?紅覇がこっちを見てくる。やっぱ妾のことか?
ジュ「今の煌帝国は凄いんだぜ!?迷宮攻略者が6人居る!」
…絶対妾入っている。
ジュ「煌帝国第一皇女練白瑛、煌帝国第八皇女練紅玉、煌帝国第三皇子練紅覇、煌帝国第二皇子練紅明、煌帝国第一皇子練紅炎!中でも紅炎は複数迷宮攻略者だ!」
シン「ジュダル、その話は可笑しいぞ、迷宮攻略は6人じゃないのか?」
やっぱりそこに入ってくるか…。
ジュ「…俺たちの秘密さっ!」
おっ!優しいところ見せるねぇ。
シン「それは…Aさんじゃないのか?」
なっ!?なんだって!?皆驚いているよ!
貴「何を言っている?妾は見てのとおり金属器など持っておらん」
覇「そうだよ、頭イカれたのぉ?」
ジュ「そうだぜっ!そいつはただの雑魚でしかない!」
貴「なっ!雑魚とはなんだ、雑魚とは!?」
覇「ジュダルく〜ん、流石にそれは酷いよぉ〜?」
貴「ご主人の言うとおりだ〜!!」
…こんなやり取りしていたら余計に疑われていると思うなぁ…。
シン「…本当にそうなのか?」
貴/覇/ジュ「そうだっ!」
貴「でも、金属器はほしいなぁ…」
覇「今はそんなこと言わない!」
貴「はぁーい」
面倒な演技だ。だいたい6人って言ったジュダルが悪い!
シン「では…その双剣をある八芒星はなんなんだ?」
貴「…え?」
嘘…!?なんで出てきてるの!?
貴「お前…何をした?」
妾の魔法道具はそう簡単には解けないハズ…。
シン「魔力操作…みたいなものさ。にしても隠していたってことは…君は強いのか?」
貴「…さぁね?ただ…今言えることは…」
シン「ことは…?」
貴「_________________________」
シン「!?」
妾が何を伝えたかって?いずれ分かるよ。
ジュ「ま、とりあえず俺は帰るぜ!じゃあなっ!」
ここには書かなかったけど、ジュダルは宣戦布告をして帰った。紅玉も驚いている。紅覇は嬉しそうだけど…。
さて…紅覇…試すね?
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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時