第24夜【婚姻】 ページ26
〜貴方side〜
あれから2日…紅覇の熱は治った…。と、同時に紅玉の婚姻も破棄…。良いような、悪いような結果だ。
貴「紅玉…?居るか?」
妾はそう言い紅玉の部屋のドアをノックした。
玉「あら、Aちゃんじゃない」
貴「結婚の破棄…良かったのか?」
そうすると紅玉は少し考えながらも、
玉「私にとっては良い方だわぁ。ご結婚相手はブタでしたもの」
貴「ほほう、それは良かった!…それが奇跡だな?」
すると紅玉は耳のピアスを外し、見た。
玉「そうなのかもしれないわねぇ。紫の宝石が青になっているわぁ」
…ってことはこりゃ完全に妾のおかげだな!!
貴「良かったじゃん!妾も紅玉が居てくれて嬉しいぞ」
紅玉は少し驚いた顔をしたけどすぐに笑った。
玉「えぇ!Aちゃんに感謝だわぁ」
貴「それとな…。もうちゃん付けはやめてくれ」
玉「…じゃあお言葉に甘えて…」
貴「なら、妾は帰る。またな」
玉「うん、またねぇ!A!」
しっかりと呼び捨てをしてくれた。嬉しい。
さて、部屋に戻るか…。
3分後、やっと部屋についた。相変わらずここは広い。
ガチャ…
扉を開けて妾は一目散に布団へダイブした。
そういや妾って紅覇の従者だよね?従者の仕事なんて1回もしてない…。いや、鍛錬だけはやっているし、メイド服も、阻止したし…。大丈夫か!
そうだ、皆へのプレゼントも作ってやるか…。
覇「A〜?居る?」
貴「居るぞ、何か用?」
覇「なんか冷たくない〜?」
貴「充分暖かいよ」
覇「そうそう、近々あのシンドバットがここに来るってさ」
シンドバット?聞いたことのない名だな。
貴「そうか…。でも、妾には関係ないでしょ?」
覇「…挨拶くらいはするんじゃないの?」
まさか…。する訳ないでしょ。
貴「…別に隠すことないし、金属器は隠せるし…。普通にやれば問題ないでしょ」
どんなやつなんだろ?
覇「ってことでよろしく〜」
と言いあいつは出て行った…。そういやあいつは何が好きなんだろ?どんなのがいいのかなぁ?
紅炎たちにも作ってやるか。
貴「さて、少しの間、誰も入ってこないでよね」
誰にも聞こえないけれど…言って損はないでしょ。
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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時