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第23夜【辛い】 ページ25

〜紅覇side〜

朝起きると隣にAが寝ていて、身体を起こそうとすると、ダルいし、なんか…しんどい…。
僕、何があったんだろう?…考えていてもしんどいなぁ…。

覇「ねぇ、A〜。起きてぇ」

そう言ってもAは起きてくれない…。声を発するのも地味に辛い…。どうしたんだろう、僕。

貴「…起きたか」

あれ?起きてたのぉ?それともついさっき?

貴「…すまんな…」

何が?何が!?

覇「な、なんことぉ?」

貴「…お前…熱あるだろ?」

熱?…言われてみれば、身体も熱い…。僕、熱なのかな?

玉「紅覇お兄様ぁ?昨日の約束の…」

ヤバっ!メイド服…!

貴「…任せろ」

そう言ってAは、起き上がり、ドアの方へと向かった。

ガチャ…

玉「あらぁ、Aちゃんじゃない。お兄様はぁ?」

貴「それがな…どうやら…熱が出たらしい」

玉「そ、そうなの!?」

貴「きっと今日が嫌で熱を出したのだろう」

玉「そ、そんなことがですますの!?」

貴「できると言えばできるが…。そんなちょっとで熱は出ない。恐らく、ストレスだろうな」

玉「そ、そうですの…」

貴「だから…そのメイド服の件はやめてほしい」

玉「…分かりましたわぁ。では、お兄様にお大事に…と」

貴「心配してくれてありがとうな」

なんかやりとりをした後、Aはこちらに向かってきた。

覇「メイド服は…?着なくていいのぉ?」

貴「そうだな。メイド服、着なくてよくなったぞ」

良かったぁ…。僕、運いいのかなぁ?

貴「さすが妾の演技…。実に上手いなぁ!」

…ハ?コイツ何言ってんの?

貴「その熱…妾の薬が出したものよ」

覇「え!?嘘!?」

なんか酷くない!?

貴「でも…ゴメンね?こんなやり方でしかお前のメイド服姿を阻止できなかった…」

え…?コイツ…そんなことまで考えて…。

覇「ううん、全然良いよ!むしろ…嬉しいかも」

貴「そうか。なら良かったよ。看病は妾に任せろ。こう見えても意外とできる子なんだから!」

そう言われて安心したのか…僕は眠りについた。

第24夜【婚姻】→←第22夜【お仕置き?】



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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時

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