第1夜【煌帝国】 ページ3
〜貴方side〜
妾は目を開けた。紅い天井。
貴「…ここは…?」
…………………どうやら誰もいないみたい…。
ガチャ
誰かが入ってきた。
紅い髪に紅い瞳。変な髪型に帽子を被っている。
覇「あ、起きてたのぉ〜?僕は煌帝国第3皇子、練紅覇。君は?」
…この声、前の奴か…。皇子だったんだな。
貴「A・アルケミー」
覇「へぇ〜。Aかぁ…。良い名前だね〜」
貴「どうも」
何だコイツ。
貴「それより、ここは煌帝国か?」
覇「お、よく分かったねぇ。当ったり〜」
…、テンション高いな。
覇「テンション低いね、大丈夫?」
貴「お前が高すぎるだけだ」
覇「ふ〜ん、僕、君気に入ったよ」
貴「…何故だ?」
覇「だってぇ、皇子様に対してタメ口、しかもお前呼ばわり…。人を差別しない証じゃん」
それだけ!?マジで…。でも確かに妾は差別しないな。差別する意味が分からないし…。
覇「そうだ!炎兄のところに連れて行かなきゃっ」
ぐいっ
貴「わっ、ちょっ!痛いから、腕痛いからっ!」
腕を掴まれ、思いっきり走らされる。とんでもないところに来たな…。
それから2分弱、着いたようだ。
コンコン
覇「炎兄〜、紅覇だよ〜」
「入れ」
ガチャ…重そうなドアだなぁ…
覇「この子が前に言ってた子」
炎「そうか…名前は?」
貴「A・アルケミー」
炎「…歳は?」
言いたくないなぁ。
貴「…女性に聞いてはいけない質問だ」
炎「なんか悪かったな…」
お、謝った。
覇「…僕は19、お前はぁ?」
コイツ、19なんだ!?17だと思っとったし…。
貴「15」
覇「僕より年下かぁ」
炎「そんな歳でよく俺にあぁ言えるな」
貴「悪い?」
炎「…面白い女だな」
どこがだろう?
貴「そりゃどうも」
炎「ところでお前は何ができる?」
あらゆることをできるし、金属器も持っている。が、隠しておこう。
貴「…戦はできる。人を癒すことも可能だよ」
炎「そうか、紅覇、すぐに朝飯を食いに行くぞ」
…何があった?
覇「リョーカイ(`_´)ゞ」
炎「お前も来い。そこで皆の前で紹介する」
そういうことか…。
貴「分かった」
ところで、何人くらいいるんだろう?
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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時