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第13夜【宝物庫にて】 ページ15

〜紅覇side〜

あれから10分近く歩いた。
もちろん迷宮生物もたくさん出てきたけど、僕達2人で倒していった。
正直言って、僕はAには勝てない。炎兄よりも強いと僕は思う。

覇「…やっと着いたねぇ〜」

貴「…宝物庫……」

Aはなんだか嫌そうな顔をしている。不安なのかな?

覇「大丈夫だよぉ。ジンとかが居るだけだから」

そう言ってもAは嫌そうな顔をしている。

覇「あーもぅ!速く行くよ!開け〜ゴマッ!」

すると宝物庫への道は開いた。
そこには女のジンがいた…。

?「やぁ、ちゃんと来てくれたね〜。知ってるだろうけど私はアミー。豪勇と業火の精霊さ!」

貴「…どちらに宿る?」

ア「君たちが来た時点で決まっているさ。…我が王は…お前…






Aよっ!」

えぇ〜僕じゃないのぉ〜?まぁ、僕がこんなもの持っているだけでも不思議だしぃ…。
Aも強くなれるし…結果オーライってところかぁ…。

貴「ッ(舌打 …妾は…が…ど…に…」
(妾は6つが限度なのに…。です!)

覇「?今なんて…?」

貴「またいずれ分かるよ。…さて、速く帰りたいから頼む」

ア「…仕方ないなぁ。もうちょっと話したかったけど…」

貴「すまんの。妾は速く帰りたいの。時間がどうなっているかも分からないし…」

コイツ、初めてなんだよね?なのになんで時差があるって知ってんだろ…。研究でもしたのかなぁ?

ア「…君を見てるとなんだか姫を見ている気がするよ」

姫?一体どういう意味なんだ…?

貴「…そうか、妾は高貴な奴に見えるのかっ!それはいいことだな」

…?無理して笑っている?…なんでだろう?
でも僕、このままだと空気だよねぇ〜

覇「そ、そうだ!速く帰してよ〜、僕も速く帰りたいんだけどぉ〜?」

貴「そうだ」

ア「仕方ないなぁ…。ほら、出口だ」

貴「さぁて、魔法道具とか持って帰るよ」

覇「うん!」

さて、最後の心配…。それはどこに飛ばされるか…。時間も心配だけど、最悪でも1週間とかかな。上手いこと煌帝国に飛ばされたらいいけど…。

貴「そうだ、お前はどこに宿る?剣と銃、髪飾りにネックレス、指輪以外でお願い」

ア「ハァ〜?そんなんじゃ宿るところがないじゃんかぁ〜」

そうだよ、愛用の銃にでも宿ってもらえばいいのに…。

ア「…いいよ。まだ1つ余っている。お前の輝かしい扇に宿る。それでいいでしょ?」

貴「あぁ、でもできれば宿ってほしくないんだけど…ね…」

そうして僕達は迷宮を出た…。

第14夜【帰還】→←第12夜【道】



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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時

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