第9夜【少女】 ページ11
〜紅炎side〜
炎「紅明、こんな時間に呼んですまないな」
明「いえ、おかまいなく…。どうせ、あの少女のことでしょう?」
炎「流石だな…。お前はあいつをどう思う?」
明「///?そ、それは…どういう意味なのでしょうか?」
紅明の頰が紅くなっている。まさかお前もか…
炎「お前もなんだな。まぁどうせ紅覇や白龍もだろう」
ジュダルは分からんが、どうせ惚れるだろう。
明「そ、そんなことの為に呼んだんじゃないでしょうね?」
炎「大丈夫だ。そうだな…言い方を変えよう…。お前はAは何者だと思う?」
明「…私にも分かりませんが…1つ、言えるとすれば…彼女は我々よりも遥かに強い…という事でしょうかね」
やはりお前もそう思うか…。
それにしてもアルケミー…。どこかで聞いた覚えがある…。
明「それに、あの薬みたいなもの。彼女は力だけでなく、頭脳でも我々に勝ると思います」
炎「…分かった。もう休め」
明「分かりました。では…」
ガチャ…キィィーーバタ…
〜貴方side〜
…今頃紅炎と紅明は妾について話し合っているんだろうな。
ジュ「おい、A〜開けろ」
…マギか…。コイツが少し厄介だな。
貴「開いてる」
ジュ「よぉ」
貴「何か用か?」
ジュ「いやー、少しお前が気になってな。紅炎から聞いた話じゃ、お前、強ーんだろ?なのに何で金属器を持ってないのかなってよ」
…。妾は持っておるぞ〜。今も身につけておる!ってことは、あの魔法道具は成功したのだな。
貴「そんな気分じゃないから」
ジュ「お前、攻略しといた方がいいぜ?お前の魔力はバカ殿並みだ」
貴「そう。興味ないな」
妾には6つが限度だ。攻略になど行くものか。
ジュ「それでよ、明日…行かねぇか?」
貴「フッ、妾はお前みたいに暇人じゃないんだ。明日から紅覇の従者として働なければならん」
まぁ、働く気などまんざらないんだけどね〜。
ジュ「だったら紅覇と一緒に行けばいい。攻略さえすれば2人のどちらかにジンがつく。どちらにつこうが、煌帝国が強くなるってことに間違いわねぇ…」
貴「まるで妾ではない誰かに言っているみたいだな。…紅炎、かくれんぼは終わりだ」
ジュ(コイツ、気づいていたとは…)
炎「まさか気づかれていたとはな…。俺は許可するぞ。お前にも紅覇にも強くなってもらいたい」
貴「…行かないと言ったら?」
炎「無理矢理連れて行く」
…拒否権なければ、死んでこいって言ってる感じなんだけど…
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徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月2日 19時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kapiくる | 作成日時:2015年12月7日 12時