112.悔しい(ラビside) ページ18
「かはッ……」
壁へ叩きつけられた衝撃で息が詰まる。
目の前が真っ白になって、しばらくの間呆然と前を見ることしか出来ない。
あー、なんか頭ぐわんぐわんするさ……
正面から追撃を受けたにしては軽症で済んだか、なんて思いつつ、
額に流れる血を拭い、霞む目を凝らして前方を見れば。
「ん＿＿＿…?」
そこには、血だらけの
さっと周りを見ればすぐ横に、アレンとユウが倒れている。
じゃあ…あれは＿＿＿＿＿＿
［さっきのえくそしすとさん、あのさんにんをかばうなんて、そんなしにたいの？］
『そ……簡単、に死な…ない…っ』
微かに聞こえるこの声………
「まさか＿＿＿＿!」
A…ッ!!!
掴まれているのがAだと分かった瞬間、足が勝手に動いていた。
助けなければ、このままじゃ＿＿＿っ!!
レベル4の手に力がこもっていくのが分かる。
［あたまをふっとばしたらしぬよね？］
『………ぅ』
「っ＿＿「Aッ!!」
＿＿ドンッ＿＿
俺の声を遮るかのようにその場に響いた、銃声と声。
その声の持ち主は1発の弾丸と共に現れると、
レベル4の反撃をかわし、素早くAを奪った。
＿＿＿＿颯爽と赤い長髪をなびかせて。
［にがすか］
「＿＿＿＿待ちなさい」
その後を追うように飛び立つレベル4を頭上から誰かが抑える。
「リナリーだ…っ!!」
「無事だったのか…」
隣で意識を取り戻したアレンとユウが話している。
「あれ、ラビ…どうしたんですか」
「………」
「バカ兎なんて放っといて、モヤシは早く戦線に戻れ」
「何でそんな命令口調なんですかパッツン」
そう言いながらアレンはイノセンスを発動し、リナリーの元へ走っていく。
それを見つめながら、ぽつりと呟く。
「＿＿＿＿Aを…助けられなかった」
「…お前の力不足が招いた結果だ」
神田は前を向いたまま答える。
Aを救ったのはクロス元帥だった。
レベル4の追撃などお構い無しに、Aを救い出していった。
「Aは俺らを庇ったのに………っ、
俺は＿＿＿＿」
悔しい。
助けられなかったことが、
クロス元帥に負けたことが＿＿＿＿。
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さと - 続ききになる〜！！ (2018年12月1日 22時) (
レス) id: 8550df8091 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きがすごく楽しみですもし他の作品を今後作る予定ならディーグレイマンの作品でトリップか転生かコラボしたアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さいね (2017年8月16日 15時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
ぶらぴ(プロフ) - ノラさん» うわぁぁっ!!(感激)ありがとうございますっ!!本家が完結してないので多分これから捏造爆裂するかと思いますが何卒よろしくお願いします……!!(笑) (2017年5月24日 1時) (レス) id: 1089b94b0c (このIDを非表示/違反報告)
ノラ - 毎回楽しみに見させていただいております！ラビの夢小説の中でも連載が安定していて凄いなあと毎回思っています、これからのご活躍を陰ながら応援しています！続きが楽しみです笑 (2017年5月22日 1時) (レス) id: 7243f554fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶらぴ | 作成日時：2017年5月7日 12時
