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9話(夢主side) ページ10

さてと、もう朝か…


まだ眠いな、寝ようかなと思いながら30分が過ぎた


起きないと遅刻する


まぁ別に遅刻してもいいんだけど((


…ん?いい匂いする


朝から食欲そそる匂いだ


母「おっはよ〜A!ホットケーキ焼いたの!食べる??」


なるほど、犯人はホットケーキか←


そんなもん食べるしかないじゃないか


『おはようママ。イチゴジャムとホイップクリームつけて食べていーい?』


母「もっちろん!!好きなだけ乗せちゃってぇ!!」


パパは…そうだ早起きの人だった


毎回毎回忘れるよね←


今はママとホットケーキを食べてる


美味しい


…本当は味わってる場合じゃないんだけどね


普通に遅刻しそう


いっそいで食べて準備をする


母「お弁当はもうカバンに入れてあるからね〜!気をつけて行ってらっしゃい!」


『ありがとうママ、行ってきます』


そう言ってドアを開けた


がしかし、すぐに閉めた


なんかがいたから


黄瀬「何で閉めるんスか!!心配だからお迎えにあがったっス!!」←


『なんだ犬か』←


黄瀬「チガウ!!」←


心配って…昨日のことか


なんの心配もいらなかったのに


呑気にしてたんだから


…ちょっと怖かったけど


それでいて、黄瀬が来てちょっと安心したのも秘密


『ま、ありがと』


そう言って車道側を歩こうとする


がしかし、全速で止められた


黄瀬「Aっちはこっち!俺が守る立場なんスから!」


『そういうもんなのか』


男の人が何を考えてるかはよく知らない


興味も無い


けれど、自分が危険を犯してまで助けてくれた


何も知らない、興味も無かった黄瀬涼太のことを


少しだけ、知りたいなと思った


私の心の変化は、少しずつ続いていくようだ

10話→←8話(黄瀬side)



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作者名:るっく?? | 作成日時:2023年6月13日 22時

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