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4話 ページ5

教師「えー、2週間後に中間テストが待っている。皆勉強しとけよー。今日からテストまで部活動も停止だからなー。」


……忘れていた


テストの存在を


この2週間は授業をサボるわけにはいかない


なぜなら、私はすごくすごく頭が悪いからだ


中学の時にテスト5点とか0点とかよくある話だったのだ


だがしかし、私に試練が待ち受けている


それは……


授業を聞いても全く理解が出来ないこと


教師の言うことなんて呪文にしか聞こえないのだ


黄瀬「Aっち〜!勉強教えてっス!」


『私も勉強はからっきしだよ。…よし、あいつに教えてもらおう』


黄瀬「あいつ!?あいつって誰スか!?」


『……』


黄瀬「無視!?」←


うるさい犬を無視して上級生の階へ向かう


私が(勉強で)頼れるのは1人だけ


『…いた』


その人物がいることを確認すると、ズカズカと教室内に入っていく


こんなのはいつもの光景だから誰も今更気にしてはない


ちんちくりんがなんか来たって思われる程度←


そして真ん前にたどり着いた


『ねぇねぇお願いあるの。私に勉強教えて、幸男』


そう、笠松幸男


全く似てないが、私のいとこである


幸男は普通に頭もいいし教師より分かりやすい


大抵は幸男に勉強を教えてもらっている


まぁ結局教えてもらったこと全部忘れて0点取るのがオチ←


笠松「また俺かよ…まぁいいけど。オラ、こっち来い」


何だかんだ面倒見が良い奴だ


ふっ、使えるなこいつ←


…そういえば何かを忘れているような


思い出そうとした時だ


黄瀬「…え、え?笠松先輩とAっちって知り合いだったんスか!?!?」


あ、そうそうコイツだったわ←


忘れてた忘れてた


笠松「知り合いも何もいとこだ」


黄瀬「いとこ!?え?……えぇ!?!?」←


うるさいなこのダメ犬


私は勉強教えてもらうんだよ、シッシッ((


って言いたいところだったんだけど


笠松「丁度いい、おめぇも成績あぶねぇんだから勉強すんぞ」


oh…


なんてことしてくれるんだこの男


許さんからな←

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作者名:るっく?? | 作成日時:2023年6月13日 22時

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