じゃまもの ページ13
*..
「ちょっ、なにこれぇ…?!」
邪魔者…つまり、城西Aを閉じ込めて、
るんるんした気持ちで教室に帰る。
黒板にはでかでかと
“予習”
の文字。
予習なら、みんな雑談してるわよね!
その中に私も入っちゃおうかしらっ♡
けど、そんな望みも散ったのだ。
「どうしてっ、誰も居ないのぉっ?!」
教室は空っぽ。
人の気配さえもない。
なんで?
なんで誰もいないのっ??
もしかして、私で遊んでる??
俺らと話したければ、俺らを探してくれ。
みたいな??
なんだ、みぃんな素直じゃないんだね♪
じゃあ、敢えて教室で待ってあげるっ♡
__..それにしても…。
城西Aは、悪女なの…?
私が準備室に入った途端、
アイツはいつものおちゃらけた表情など
一切ナシ。
そこにあったのは、
何を考えてるか分かんなくて
見下すような目をして、
妖艶に笑って。
いつものアイツとは全く違う雰囲気だった。
「城西A…一体何者なの…??」
そんな呟きも、広い教室に吸い込まれるように消えた。
__はずだった。
「…知りたい?」
誰っ?!?!
私を迎えにきてくれたとか、
色目使わなきゃとか、
そんなのよりも先に、
驚きしか出てこなかった。
「…薫、先輩っ……??」
なんで、三年生が二年の教室に??
知りたいってなにが?
薫先輩は、なにを知ってるの?
たくさんの疑問符に、彼はクスッと笑った。
「…俺がなんでここにいるか知りたい?」
必死に頷く。
もしかしたら、君に会うため、なんて言われることを期待したから。
「俺ね、実は。
Aの、昔からの付き合いでね?
Aになにがあったかとか、
Aの裏とかさぁ、
全部、知ってるの。
だから、」
私は、全部秘密を教えてくれるのだと思った。
「Aを傷付けたりしたら、
俺、もう容赦しないから。」
それじゃ、ね。
そう言って彼は風の如く消えていった。
なんなの、みんな。
口を開けば、A、A、A…って。
そんなに嫉妬して欲しいなら、
他の方法を探してよ。
じゃないと、私。
嫉妬でまみれた醜い生き物になっちゃうよ??
○*・○○
薫センパイが幼馴染とか
羨ましすぎるっ…(吐血)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
ラッキーアルファベット
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夢花(仮垢) - 絶対あの自信過剰女(悪女ちゃん)潰す← 夢主にどんな過去があるのか知らないけど、内容によっては変わるけど、悪女ちゃんより悪い子じゃないのはわかるから。 (2018年9月12日 9時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
ハクリン☆(中二病JC)(プロフ) - 続いて、とても面白いですぞよ!!続きが楽しみです、更新楽しみにしてますね (2018年2月25日 10時) (レス) id: e9c024781f (このIDを非表示/違反報告)
ハクリン☆(中二病JC)(プロフ) - 23ページ凛月の弟ってなってますぞー。 (2018年2月25日 10時) (レス) id: e9c024781f (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - とても面白いです!更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2017年9月2日 16時) (レス) id: 2dc106ba26 (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - おぅふ…いいねー!この時が来るのを待ってましたー!友達もおすすめキてきまーす! (2017年8月25日 22時) (レス) id: d4b62537e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬華@もりちあ激推し | 作成日時:2017年6月20日 20時