天界で罪人になった堕天使はAUの世界に追放される (ページ23)

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呼び出しページ23

『……』
皆私が通ると振り向く｡
何故なら……此処が天界だから

追放された身だからばれない様に前は来たが今回はそうはいかない
神からの呼び出しを喰らった
流石に逆らうと不味いので覚醒した状態で向かう

？「来たか？」
『お呼びでしょうか天照大御神様(私の主)？』
大御神「言いたい事があってな」
『失礼ですが大御神様｡私は追放された身であります｡天使の仕事は出来ませんよ』

大御神「お前はAUに追放されたんだよな」
『左様でございます』

大御神「守護者インクが仕事をすっぽかして進まないんだ｡言っといてくれないか」
『承知しました』

大御神「…ロイドは元気か？」
『はい｡寧ろ五月蝿いくらいです』
大御神「そうか｡下がるが良い」
『貴重な御時間ありがとうございます』
ﾊﾞﾀﾝ

……どうでも良いこと言われなかった？
てかまた仕事すっぽかしたんだインク

阿保じゃん

天照大御神はナンバーで呼ぶ癖がある
ロイドは名前で呼んだな｡仲良いのか？
……私には関係ないが,気まずかった

一応ロイドに言っておこう
大御神様が心配していた、と

……嬉しがるんだろうなきっと｡

私は心配されなかったな,悲しい
少し位心配したって良いじゃないか

『っ！？』
嫌な予感がして咄嗟に横に飛ぶ
壁に刺さったのはキラーのナイフだった
後ろを振り返るとキラーとマーダーが喧嘩していた

いつもは鬱陶しい筈だけど何故か嬉しくて虚しかった｡この幸せが崩れてしまう予感がして

(なんだろうこの虚無感は)

心にポッかり穴が空いてしまった感じかして,悲しかった

(きっと私の思い違い)
多分,きっとそう｡そうでなかったら私は……

皆がいなくなってしまったら

心に誓って復讐する。