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目の前を真っ赤な車が通り過ぎていく。
私は何が起こったのか一瞬わからなくなって、目をぱちぱちと瞬かせた。
ゆっくりと腕を引かれた方を向くと、そこには見た事のある顔があった。
マスクをしているけれど、溢れ出すイケメンオーラが感じられて、頬がひきつった。
震える手でスマホを取り出し、ゆっくりと文字を打ち込む。
『天月さん、ですか？』
そこには、1度だけ依頼を受けた少年ボイスで有名な天月さんが、少し怒ったようにこちらを見ていた。
ーーー
「じゃあ、やっぱりアスイロさんだったんですね。まふくんに見せてもらったとおりです。」
『そ、そうですか……』
「でもちゃんと前を見て歩かないと。僕がいなかったら危なかったですよ？」
『すみません…』
な ん で 私 は 怒 ら れ て る ん だ
現在地は先程の路地です。
自己紹介し合い、lineも交換しました。
でも、この状況はなんでしょうか。
「たとえこういう人気の少ないところでも、ちゃんと周りは見なきゃだめですよ」
『ほんと、ごめんなさい……』
interpreter�兇防發�び上がるのはさっきから怒りのお言葉ばかり。ここが道じゃなかったら正座して土下座しそうな剣幕だ。
それにしても、音源越しに聴くよりも柔らかくて爽やかな音を持ってる人だなぁ。
「はあ〜〜つけてきててよかったぁ……」
いや、今音とかどうでも良くなった。
この方さらっとやばいこと口にしなかった？
ひくっと口角がひきつる。
『えっと、助けていただいてありがとうございました。』
「…いやいや、アスイロさんみたいな才能に溢れる方が怪我するとか人類の希望失うようなものですよー！」
だから当たり前です！と動画で見せていた嬉しそうな笑顔を向けて、天月さんは言った。
人類の希望は言い過ぎだと思う。
私はもう一度お礼を言って、マンションに入っていった。天月さんは私が中に入るまで見送ってくださった。
………そういえば、人見知り病でなかったな。
その事実に気がついたのは、マンションのドアに鍵を差し込んでいる最中だった。
………まあ、いっか。
不思議と心が軽かった。
ーーー
「車、ちょっと傷ついちゃってたらどうしよ。」
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梅餅(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます！メチャ嬉しいです！！更新頑張ります！ (2019年12月19日 20時) (
レス) id: d60510a5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2019年12月19日 17時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
梅餅(プロフ) - 黒雪 冬華さん» 黒雪さん！お久しぶりです！全然考えずに書いてたんですが、このままシスコンで押してく路線に変更します！ありがとうございます笑 (2019年10月8日 20時) (レス) id: d60510a5f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 冬華(プロフ) - お久しぶりです！やっぱ面白いです。妹さん、シスコンと見た←安っぽい推理である (2019年10月8日 17時) (レス) id: 4eb5adcd65 (このIDを非表示/違反報告)
梅餅(プロフ) - かのさん» コメントありがとうございます！ちょこちょこ見てるんですけどほんと面白いんですよね笑ライブ楽しんできます！ありがとうございます！ (2019年6月22日 10時) (レス) id: d60510a5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅餅 | 作成日時：2019年6月13日 18時
