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第陸話 ページ8

コンコン…





『サスケ、入っていい?』





サスケ「ああ」





ガチャ…





サスケ「俺も今そっちへ行こうと思っていた」





『ならちょうど良かったね』





そう言い畳に座っているサスケの前に私も座った

と同時にサスケが口を開いた





サスケ「Aは暗雷団のこと知ってたんじゃないか?」





『うん

何でわかったの?』





サスケ「やはりか

あまり驚いた様子ではなかったからだ」





『この前私達別々で任務があったでしょ?



その時たまたま暗雷団の事を聞いて後で調べてみたの



そしたら頭がサスケに憧れているのも知ったの』





サスケ「なぜすぐに俺に言わなかったんだ?」





『どれも確信できるものじゃなかったし得られた情報が少なすぎた



それにその頭がサスケを仕留めようとしてるっていう話も入ってきて

余計分からなくなって…』





サスケ「そうだったのか



…お前が話にきたのはこの事か?」





『うん


それとこれはあくまで確認だけど

イオウさんの復讐を手助けするつもりはないわよね?』





サスケ「勿論だ

俺達のやる事は事件解決に手を貸す事だけだ」





『うん』





それから少しの沈黙の後

私がポツリと言葉を漏らした





『サスケは机を蹴り飛ばす事はないよね』





サスケ「…ああ





A

その時笑うの堪えてただろ」





『バレてた?』





サスケ「バレバレだ」





『ふとその光景を思い浮かべちゃって』





サスケ「おい…



だが昔の俺ならその前の言葉は言っていたかもしれない」





『そうかもね』





サスケ「そもそも昔の自分だったらこの村も早々に通過して

雷の国に向かっていただろうな」





サスケは少し悲しそうな顔になる





『でも今は違う

こうやって手を貸してる



それだけ成長したんだね、サスケ』





サスケ「成長か」





『いいことじゃない?』





サスケ「そうだな」





そう言いサスケは微かに笑った





『…にしても

私少し前までこんなに顔に出ることは無かったんだけどな』





無表情で何を考えているかわからないとよく言われていた程だ





サスケ「いいことじゃないのか?」





サスケは優しくそう言った









『そうだね』





今度は私も微かに笑顔を浮かべた

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設定タグ:NARUTO , うちはサスケ , サスケ真伝   
作品ジャンル:アニメ
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです! (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です! 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです!今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです!ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです!続編是非作ってください。待ってます! (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2016年1月2日 21時

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