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第肆話 ページ6

イオウ「全ては暗雷団の所為じゃ!」





私達はイオウの家に連れて来られた



どうやらこの老人はこの村の村長

そしてチノとノワキは忍崩れの旅芸人で

この村を通りかかり食料調達に立ち寄ったら

イオウに捕まり敵討ちを手伝えって泣きつかれ現在に至るらしい





イオウ「暗雷団は血も涙もない悪党集団だ!

小さな村を狙って略奪し遊びのように人を…!」





数ヶ月前には娘が嫁入りした村も襲われたらしい

だから仇だと言っていたのか





ノワキ「…その暗雷団を恐れ

この一帯の人々は息を潜めて暮らしているそうだ

窓もほら」





見れば窓には光が漏れないように暗幕が張られていた

それで一見この村には人がいないように見えたらしい





イオウ「なぁ、アンタ達!強いんじゃろ!

頼む、ワシに力を貸してくれ」





イオウは身を乗り出すようにして私達に頼んできた





チノ「えぇー、それはちょっと虫が良すぎない?」





イオウ「うるさい!



さっきのことなら詫びる!」





そう言って頭を下げそのまま上げようとしない

それを見て私はサスケにある事を伝えようとしたその時

見かねたノワキが声を潜めて言った





ノワキ「イオウさんをフォローするわけじゃないんだが

実はその暗雷団の頭は

“うちはサスケ”を師と仰いでいるらしいんだ

しかもそれを公言している」





サスケ「…何だと?」




突然出てきた己の名前に

サスケは思わず眉をひそめる





ノワキ「…君だよね、うちはサスケ

彼はどうやら君に憧れているようだよ」





イオウとは違い、チノとノワキは忍の心得がある

しかも彼らは旅芸人

世界を旅する彼らは情報には聡いほうだろう

そんな彼らだからこそ、サスケの写輪眼を見て何者かを察したのだ





サスケ「…仕方ない」





サスケは気だるげにそう呟く





チノ「え、協力しちゃうの?」





サスケ「いいか、A?」





『うん』





反論の余地も無い





チノ「俺には関係ないとか

自分達で解決しろとか言って

机蹴っ飛ばして出ていくもんだと思った」





そこでチノが発した言葉に

また吹き出しそうになりグッと堪えた





サスケ「どうした?」





我慢したせいでおかしな顔になってただろうか





『…いや、別に』





分からなかったが

とりあえずサスケから顔を逸らした

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設定タグ:NARUTO , うちはサスケ , サスケ真伝   
作品ジャンル:アニメ
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです! (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です! 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです!今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです!ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです!続編是非作ってください。待ってます! (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2016年1月2日 21時

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