第参拾伍話 ページ37
私達は2人、地獄谷へと踏み込む
ｻｽｹ「普通はこんな所で生きていけないだろうな」
この言葉通りの所だった
しかし湯隠れの者が言うには
近年まで血之池一族はここに暮らしていたのだ
どれだけ辛い思いをしたのだろう
そして静かに導かれるように奥へと進む
ようやくたどり着いた最深部
ﾁﾉ「…蛇みたいな執念深さだね」
その時煮立つ赤い池の中心
蒸気に覆われた場所から声が響いた
ﾁﾉ「感心するよ、サスケちゃんもAちゃんも
Aちゃんも傷、大丈夫そうだね」
私の腹部を見てそう言う
『ええ』
ﾁﾉ「あんなふうに庇うなんて」
『あの時はもうギリギリで
そうするしかなかったから』
まあそれも虚しく守りきれなかったが
ｻｽｹ「何故こんな真似を？」
竹ノ村ではあれだけ快活だったチノが
頑なに口を閉ざしている
ｻｽｹ「うちは一族がお前の一族を
この地に追いやったというのは真実か？」
ﾁﾉ「ノワキの事と言い、私の事と言い
どこで情報を調達してくるんだか」
諦めたように口を開き始める
＊
チノは血継限界により迫害され苦しみ続けた
だから壊してやろうと思ったらしい
こんな世界の未来に希望なんか持てないと
私達はチノの言葉を否定することは出来なかった
うちは一族も木ノ葉で冷たい視線にさらされてきたのだ
だからサスケは木ノ葉を憎んだ
だが2人には決定的な違いがある
『サスケが羨ましかったのね…チノ』
すると赤く染まったチノの血龍眼
その瞳からぽたりと涙がこぼれた
ﾁﾉ「そうだよ
アンタはずっとずっとずっと
誰かに愛され続けて生きてきたんだろうって
アンタが気付いてなかっただけで
見ようとしなかっただけで
アンタの周りにはずっとそんな人がいたんだよ
私とは…違う」
その言葉を合図にしたかのように
チノはクナイを取り出し両手首を素早く切った
流れ出す血潮
それが煮えたぎる赤い池に落ちる
ﾁﾉ「血之池一族は血を使うことで様々な術を扱う
特に血中に流れる鉄分を利用してんだ
そしてこの場所」
ちののチャクラが赤い池の中を蠢き出す
ﾁﾉ「鉄分を多く含んだこの赤池は
血之池の力を更に強くしてくれる
血龍眼・血龍昇天ｯ！」
そうして少しするとノワキも出てきて
戦いが始まった
＊＊＊
戦闘シーン飛ばします
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです！ (2019年8月29日 2時) (
レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です！ 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです！今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです！ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです！続編是非作ってください。待ってます！ (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年1月2日 21時
