第参拾参話 ページ35
ﾀﾞﾙｲ「…悪いな、助かったぜ」
ダルイの中にもサスケに対する複雑な思いはあるだろう
それでも彼は雲隠れの忍を代表して
感謝の意を述べた
それからサスケは黙って足を踏み出した
私は一応会釈してから
サスケに続こうとした時
ﾗｲｶｹﾞ「どこに行くつもりだ！」
また引き止められた
ｻｽｹ「首謀者を探しに行く」
ﾗｲｶｹﾞ「ならば雲隠れも協力する！」
そう息巻く雷影にサスケは首を横に振った
ｻｽｹ「いや、これは俺達にしかできない」
ﾗｲｶｹﾞ「何だとｫ！」
サスケの言葉に一瞬でピリついた空気になった
サスケ、確かにそれじゃ言葉が足りないよ
『敵は特殊な瞳術を持っています
幻術に長けそれでいてまだ能力は未知数
不用意に近づけば新たな犠牲者を生むだけです』
ｻｽｹ「俺も幻術にかけられたが
自力で術を解くことが出来た
あの赤眼に対抗するには俺達の瞳しかない」
何気なく言ったサスケの赤眼という言葉に
雷影が驚いたように口を開けた
ﾗｲｶｹﾞ「赤眼だと？」
ｻｽｹ「ああ、敵は血のように赤い目を持っていた」
ﾗｲｶｹﾞ「まさかそれは“血龍眼”の血之池一族では」
ｻｽｹ「知っているのか？」
それから雷影から血之池一族について聞いた
話によるとどうやら血之池一族の迫害に
うちは一族は加担していたらしい
ﾗｲｶｹﾞ「小僧」
そこで再び雷影は口を開いた
ﾗｲｶｹﾞ「己を知り、人を知り
二度と道を違えるな
お前が今自由にこの世界を歩けている意味を感じろ
そして周りを納得させる理由も作れ」
真っ直ぐな言葉だった
暫くして私も口を開いた
『血之池一族は地獄谷に追いやられていたんですよね』
ﾗｲｶｹﾞ「そうだ
全滅したと思われていたが
密かに生き残りがいたのかもしれない
地獄谷は湯の国にある
その場所はうちは一族と湯隠れの忍しか知らないはずだ」
私でも湯隠れにあるところまでしか知らない
そんな事を考えていると雷影が言った
ﾗｲｶｹﾞ「湯隠れに口利きをしてやる
後はお前達が結果を出せ」
『ありがとうございます』
雷影はフンと鼻を鳴らし
里の忍達の元へ戻っていった
今度はサスケもわずかに頭を下げた
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです！ (2019年8月29日 2時) (
レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です！ 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです！今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです！ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです！続編是非作ってください。待ってます！ (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年1月2日 21時
