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第参拾弐話 赤き月が見つめる先に ページ34

…い……おい……A…





遠くで声が聞こえる

サスケの声…

私の名を呼んでいる





私は今何をしている

えっと…確か……





『…!』





サスケ「A!」





『私…』





どうやら意識を失っていたようだ





『チノとノワキは!?』





2人が現れたところから記憶が無い





サスケ「すまない、逃げられた」





『そっか、私もごめん』





サスケ「謝っている場合か

大丈夫なのか」





心配そうにサスケが尋ねてくる



そういえば



そう思い自分の脇腹を見ると

刺さっていた刀は抜かれ

包帯が巻かれ止血されていた





サスケ「俺は医療忍術なんて使えんぞ」





『これで十分



ありがとう』





サスケ「…そうか…良かった」





するとサスケに抱きしめられる





『サスケ?』





そして





サスケ「…いなくなるなよ」





そう耳元で囁かれた



思わず心臓が跳ね肩がビクつく





『ごめん、心配かけて…



でも私ちょっとやそっとのことじゃ死なない

だからいなくなったりなんてしないよ』





サスケ「ああ…」





サスケのこの応急処置がなければ

おそらく出血多量であの世行きだったが

それは黙っておこう





それから少しして

先程より明らかに少ないがチャクラを感じた



するとサスケも私を離し辺りを見回した





サスケ「何人かは残っているな」





『うん』





そうして私達は囚われていた忍を

何人か見つけることが出来た

幻術返しで起こしてあげるとすぐに意識が戻る





「ありがとうございます」





「本当にありがとうございます」





彼らは多少の傷は負っていたものの

命があることに深く私達に感謝した

雲の忍はサスケには少し歯切れが悪かったが





サスケは過去に

八尾を拉致しようとしたり

来影の片腕を奪ったり…



まあ分からないでもない





***





ひとまず私達達は彼らを

それぞれの国に返すことにした



まずは霧隠れ

次に雲隠れだ



そして雲隠れの里がある雷の国の港についた時




「うおおおおお

無事だったかお前達いいいい!」





サスケ「…雷影か?」





『…そうみたい』





「雷影様が迎えに来てくださったぞ!」





建物を破壊しながら雷影が港に向かって突進してきたのだ





感動の再会を果たす彼らの姿を横目に見つつ

私達がスッとその場を立ち去ろうとしたその時





ライカゲ「小僧!小娘!」





雷影に呼び止められた

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設定タグ:NARUTO , うちはサスケ , サスケ真伝   
作品ジャンル:アニメ
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです! (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です! 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです!今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです!ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです!続編是非作ってください。待ってます! (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2016年1月2日 21時

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