第参拾壱話 ページ33
ｻｽｹ「あそこか」
エンの地図を確認し目を凝らすと
海に浮かぶ小島が見えた
そして島の港に停泊する船を捉えた
ｻｽｹ「あれが消えた船か」
『…いる』
朽ちた町の先、森の中に人の気配がした
俺達はチャクラを練ると船から下り波の上に立つ
そのまま気配を消し静かに島へと近づいていった
『サスケ、村の先に何かある気がする』
ｻｽｹ「そうだな、行くぞ」
それから村を通り抜けると
そこには森が広がっていた
ｻｽｹ「…！」
『森の中心部に横たわる人…
しかも複数人…』
その人々のすぐ傍に見張りらしき人間が2人いる
瞳は既に写輪眼
俺達は彼ら目がけて駆け出した
「……ｯ！誰だ！」
向かってくるのは好都合
2人には幻術をかけ動けなくした
それからよこたわっていた忍の元に駆ける
『霧と雲の忍装束ね』
Aが男に幻術返しを試みる
霧隠れの忍が意識を取り戻した
「こ、ここは…」
ｻｽｹ「幻術返しはできるか」
額を押さえぼんやりとしている男に俺は言った
「幻術返し？」
『貴方達は囚われ幻術にかけられていたの』
ｻｽｹ「細かい事は後で聞く
今はここから離れることが先決だ」
するとようやく状況を理解したようで
「げ、幻術返しですね、できます」
そして仲間に幻術返しを施そうとしたその時だった
『危ない！』
突如Aが声を上げた
『…ｸﾞｯ……』
その次に短く小さな唸り声も
見るとAの横腹辺りに小柄のチャクラ刀が突き刺さり
血が飛び散っていた
「ｷﾞｬｯ！」
続けて霧の忍も声を上げ
こちらは彼の体を小柄のチャクラ刀が突き抜け
血を飛び散らせる
「い、痛い！」
霧隠れの忍は左胸を押さえ
仲間の上に折り重なるようにうずくまる
『ｳｯ…』
ｻｽｹ「A！」
Aは膝をつき肩で息をしている
ｻｽｹ「大丈夫か！」
『サスケ…後ろ…に誰かが…』
そういった直後
「…こんなところでまた会うとは思わなかったよ」
森の中から男が姿を現した
ｻｽｹ「…まさかお前だったのか」
そこにいたのは竹ノ村で出会ったノワキだった
ﾉﾜｷ「“まさかお前だったのか”…とは？」
ｻｽｹ「かつて雷光団を率い
今では幻術をかけた人間に忍里を襲わせた風心」
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです！ (2019年8月29日 2時) (
レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です！ 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです！今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです！ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです！続編是非作ってください。待ってます！ (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年1月2日 21時
