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第弐拾玖話 ページ31

「なぁーんだ残念

やっぱりうちはサスケとうちはAはできてるのかー」





そう言って男は笑いながら去っていった

何だったんだあの男は





…いや、今はそんな事より…





『あ…ありがとう、サスケ』





サスケ「……」





『サスケ?』





先程からサスケは私を離さずそのままの体勢で黙っている



そんなサスケを私は恐る恐る見上げた





その瞬間





『ッン……』





一瞬だったが唇に柔らかい感触を感じた





『!?』





…え、今何が…





私はそのまま固まる





しかし目の前にあるサスケの顔を見るが

何事も無かったように

いつも通りの無表情だった





サスケ「…なに古典的なナンパに遭ってんだ」





そこでようやく口を開いた





『え、あ、いや…』





サスケ「それに振りほどこうと思えば

Aなら簡単だっただろ」





『そ、それはそうだけど…』





サスケ「だけど?」





『今までに類のない身震いを体験してて…』





サスケ「……」









『…てかあれってナンパだったの?』





サスケ「ハア…」





溜息をつかれた



明らかにサスケは今

これぞ呆れ顔、になっている





『そんなに呆れなくても…』





サスケ「呆れるだろ」





『ごめんなさい』





ここはとりあえず謝っておこう





サスケ「今とりあえず謝っておこうって思っただろ」





『ウッ…』





サスケはやっぱりなとまた溜息をつき言った





サスケ「…ったく自覚しろ…」





『自覚?何を?』





サスケが何かを言おうとした時





「…と大蛇丸のAだあああ!!」





『あ、私だ



後で教えて』





サスケ「…ああ」





『じゃ、行ってくる』





サスケ「気抜くなよ」





『当たり前』





そう言って私は少しばかり名残惜しさを感じつつ

サスケの腕から抜け出しフィールドにとんだ









…私顔赤くなってなかったか





さっきはそれどころじゃなかったけど

今は考える余裕ができてしまい

ふとそんな疑惑が頭の中に浮上する





いや、あの状態でキス…されて

赤くなるなって方が難しいか





そうだ、きっとそうだ





よし、もう考えるのはやめよう



赤くなってようがなかろうが

過ぎてしまった事だ





今は一旦試合に集中しよう









サスケにも気を抜くなと言われたし









…ダメだ





またサスケの事考えてしまった

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設定タグ:NARUTO , うちはサスケ , サスケ真伝   
作品ジャンル:アニメ
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Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです! (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です! 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです!今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです!ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです!続編是非作ってください。待ってます! (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2016年1月2日 21時

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