第拾壱話 ページ13
竹林を抜け竹ノ村へ到着すると
そこには座り込んだまま動かない村人達の姿があった
どうやら足を負傷し動けないらしい
サスケ「…あいつか」
そんな村の中心に
両手に鞠玉を持った男がいる
イオウ「おのれカリュウ!
ついにこの村にも現れたな…ッ!」
そのカリュウの正面に既にあちこちを負傷しているイオウがいた
竹槍1本を持ちカリュウに向かっていく
カリュウ「んなもん効くかよォ!」
カリュウは持っていた鞠玉をイオウに向かって投げた
鞠玉はイオウの腹に当たった途端弾け
イオウの体は吹っ飛び背後にあった彼の家の壁に激突した
イオウ「ガフッ!」
カリュウ「そんじゃ、頭イっちゃいますかァ!」
カリュウはそんなイオウの頭を狙って
とどめを刺すべくもう一方の鞠玉を投げる
『サスケ』
サスケ「ああ」
その瞬間家を破壊するけたたましい音が響く
イオウ「お、お前達…」
寸前に私達が救出した
カリュウ「ん、お、おおお?」
カリュウはサスケを見て何度か瞬いた後
歓喜の表情を浮かべる
嫌な予感しかしない
カリュウ「まさかホントにアンタに会えるとは思わなかったよォ、サスケ!」
それからもサスケに会えた喜びを口にする
対するサスケは苦々しい表情でカリュウを見ていた
イオウ「なんじゃ小僧
貴様、カリュウの仲間だったのか!」
イオウは疑惑の眼差しをサスケに向ける
助けられたことなど既に忘れてしまったようだ
カリュウ「ハッ…ほんとにアンタは都合のいいジジイだなァ」
2人は面識があるようだ
イオウ「う、うるさい黙れこの悪党団がッ
もう何でもいい!
こいつが娘の敵だ!
こいつが全ての元凶じゃ!早く!」
カリュウ「何言ってんだよジジイ
サスケは俺の憧れの人なんだよォ
だからこの俺がサスケを倒すに決まってんだろォ!
アンタを超えてやるぜッ!」
やはり噂は本当だったみたいだ
そしてどうやら闘いが始まるらしい
心底巻き込まれたくはない状況だ
私は動けないイオウを担ぎ少し離れた
それから村の外から様子を窺っていた暗雷団の男達を片付けてから
他の村人達の手当をした
350人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Anna - PS. 無理な話かもしれませんが、続編が読みたいです! (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
Anna - マジ最高です! 塾の時も読みたくてソワソワしました (2019年8月29日 2時) (レス) id: c745249b4a (このIDを非表示/違反報告)
yuua(プロフ) - 初めまして、この笑顔を忘れた少女と隠しごと全部読ませていただきました。とてもいい作品で何回も読み返しました。もう完結してるけどもしやるのならまた続編を作ってほしいです!今度は2人の結婚生活編や妊婦編や子育て編が読みたいです。無理いってごめんなさい... (2018年4月17日 22時) (レス) id: 32ab376a68 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - お久しぶりです、ユウです!ついに続編を公開いたしました。この続きを読んで下さるという方はお手数ですが、私の作品欄からよろしくお願いします。これからもよろしくお願いします (2017年10月24日 23時) (レス) id: 590d8a9bc6 (このIDを非表示/違反報告)
Aya(プロフ) - はじめまして、初めてこの小説を読ましてもらいました。すごくいい作品でとっても面白かったです。是非この小説の続編が読みたいです!続編是非作ってください。待ってます! (2017年7月4日 17時) (レス) id: 5ba19044f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユウ | 作成日時:2016年1月2日 21時