弍拾玖 ページ32
大蛇丸によると、シンはうちは一族の者ではなく、
大蛇丸の下から離れてしまったかつての実験体の1人だそうだ。
それと、なんでも移植された組織に拒絶反応を全く示さない特異体質を持っていたらしく、その体がたくさん欲しいと、大蛇丸がシンの複製実験を繰り返したとのことだった。
ｻｽｹ「行くぞ」
それからうちはシンの居場所を聞き出し、再び出発する準備が整えられる。
ｵﾛﾁﾏﾙ「もう殺されちゃってるかもねェ」
ｺｳ「何だと！？」
クスクスと笑った大蛇丸に突っかかるコウ。
ｻｽｹ「アンタもよく知っているはずだ。
Aはそんなヤワな女じゃない」
ｵﾛﾁﾏﾙ「ｸｸｯ…そうねえ。
迎えに行ったら全部片付けてる可能性だってあるわね」
なんだ…冗談か…
大蛇丸…最後まで掴めない人だった。
A先生達の昔の仲間って奴ではなさそうだし、この人こそ得体の知れない人だ。
ｻｽｹ「…場所は分かった。
俺が全員連れて行く」
■
ｻｽｹ「この辺りだ。
アキ、感知を頼む」
ｱｷ「はい」
そうして到着したのは沢山の大きな柱がある、これまた洞窟のような場所。
すると、少し先で岩が破壊されるような爆発音が聞こえた。
急いで駆け出すと、そこでは既に闘いが蹴り広げられており、負傷して少し血を流しているA先生の姿があった。
「A先生！」
サスケさんのスサノオはシンを握り潰す勢いで掴み、
その隙にA先生をスサノオの中、私達がいるところに救い出す。
ｻｽｹ「天照」
A先生の腕に突き刺さった刃を抜き、黒い炎で焼き尽くすサスケさん。
『ありがと…サスケ』
ｻｽｹ「傷は自分で治せるな」
『ええ…』
そう言うとA先生は傷口に手を当てチャクラを注ぎ込む。
すると途中、一瞬だけ、A先生が眉をひそめ苦しそうな顔をした。
しかしまたすぐに戻り治療を続ける。
それにしてもA先生、医療忍術まで…
『瞳力戻ったようね』
ｻｽｹ「ああ、遅くなってすまない」
『仕方ないわ。
それ相応の事をしてるのだから』
“それ相応の事”
それはきっとA先生の隠しごとの1つ。
けどね、A先生。
私が知りたいこと、実は1つじゃないの。
第七班として一緒に過ごす中で何度か見て知ってるんです。
さっきもそうだった、時々苦しそうにしている事。
＿＿＿病気…とかじゃないですか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NAO - ユウさんのこのお話がものすごくよかったのでまたお願いします (2022年7月2日 16時) (
レス) id: 3debc04b40 (このIDを非表示/違反報告)
NAO - になって再会したと言うようなお話を書いてほしいですそしてすごくチートな感じでサスケが左目輪廻眼のように妹は右眼輪廻眼左目永遠の万華鏡写輪眼というような感じのを書いてほしいなと思いましたお話が長くなるのは個人的にはすごく嬉しいのでお願いします (2022年7月2日 16時) (レス) id: 3debc04b40 (このIDを非表示/違反報告)
NAO - すごく楽しく読まさせていただきました！こーいうお話ないのかなって探していたのもあったので見つけた時はすごく嬉しかったです！！！！それで、リクエストをしたいのですがサスケの双子の妹で時代がナルト達が大人になってボルト達の時代のお話でサスケの双子の妹が暁 (2022年7月2日 16時) (レス) @page46 id: 3debc04b40 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。私もずっとお話を考えていただけあって寂しいですが、また次の作品を頑張っていこうと思っています^^美桜さん、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました！ (2017年11月12日 16時) (レス) id: cd8c9dfa3b (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 完結はおめでたいですが、何となく寂しいです…！癖で、隠しごと -拾- の更新がされてないかを見に来てしまう今日この頃です(笑) (2017年11月12日 15時) (レス) id: 75558905fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ
| 作成日時：2017年10月24日 23時
