5人目のT.D.D！？PART1【ヒプノシスマイク】

ラップ17 ページ19

父｢A、最近はもっと勉強熱心になったな｣

A『………えぇ』


……帰りが遅いからかな

夕食を家族で囲みながら食べていた時

父様がふと口を開いた


きっと、母だろう

わたしが勉強していて帰りが遅いと弁解しているのだろう


父｢これからも、精進しなさい｣

A『もちろんです』


ラップのことがバレれば、

きっとわたしはT.D.Dにはいられない

辞めさせられるだろうなぁ


それだけは嫌だ


ー ラップは男達がやるもので野蛮である


そう、父は決めつけていた

野蛮ではない、素晴らしいものだ！


わたしはラップのおかげで救われたのだ

この窮屈な生活の中、一筋の光となって

わたしを導いてくれてる


A『ご馳走様でした』


わたしは食べ終わり、

空になった茶碗を台所へと運ぶ


うちは、家が広くメイドさんたちもいる

しかし料理とその片付けだけは母がしている


母は普通の人だった

お金持ち、ではなく一般家庭の。

そんな母は父と恋に落ち、今こうして子宝に恵まれていた


でも、父が交久瀬財閥を継いでから

変わったと、お母様は話していた…



ー 母｢あぁ見えて、優しかったのよ｣


そう言うお母様は、悲しそうだった


お父様が優しい………




そんな姿、1度だって見たことないー・・・

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