気まぐれだったんです(泣)[浦島坂田船]

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youside


さっきまで空気の淀みしか分からなかったけどなんだろ…

重たくなってる気がする

不安に駆られベッドに潜り込もうとした瞬間黒い気配を感じ悪寒が走る

この気配は妖魔！？

不味い…共鳴されるとバレちゃう
バレたら私食べられちゃうの？

嫌だ…

『は、早く共鳴解かないと…』

共鳴は解けないことは無い
使う魔力が膨大な為使う妖精が居ないだけだ

『Resonance cancel』

これで大丈夫な筈…

未だに恐怖でカタカタと震える身体を丸め布団に潜り込む

共鳴が切られて僅かにしか感じられないけどまだ黒い気配はここの辺り一帯に渦巻いている

(魔王についていたなんて…)

女王様に連絡をしなければと頭では分かっていたが、体が動かない…

体も重くなってきた魔力の大量消費のせいかな苦しいよ…

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
sakataside


さ「か…帰ってった…」
し「ほんまビビったわ」

急に押しかけて来た魔王様達

何やったんや？

てっきりAがいる事がバレたのかと思ったけどそれなら見つけて攫って行く筈やし…

う「一先ず様子を見に行くぞ」
せ「そうですね、怯えて震えてたし。はよ安心させてあげんと…」

震えてた！？

さ「そういう事ははよ言えや！馬鹿センラ！」
せ「馬鹿や無いわ！って坂田！！」

センラが何か言ってたがそれどころやない
Aが怯えてたんなら俺が安心させてやらんと…！

さ「teleportation」


さ「A！」

あれ？居らん…？

さ「何処や！？」

まさか連れ去られた！？
そんな素振り無かった筈やけど

部屋を見回すとベッドに膨らみがあった

良かった居った

さ「A？もう魔王様は行ったで大丈夫やよ怖い思いさせてゴメンな…」

と言いながら布団をそっと剥ぐと丸まったまま動かないAがいた

さ「A！？」

呼吸が浅い…
それに体内魔力も少なくなってる

し「坂田どうした？」
さ「Aの魔力が減ってる…」
せ「大丈夫なん？」
さ「分からへん…けど、ここじゃ魔力の回復は直ぐには出来ひんし危ないかも」

残りの体内魔力が少な過ぎる…

ここまで疲労してると早急な魔力供給が必要になる
けどここは陰の魔力は沢山あるけど陽の魔力は少ない

Aは自分の歌で陽の魔力を増やしてたけど今は無理そうや

妖精界に行けば直ぐに回復するけど、Aは戻ってこんかもしれん
それは嫌や

どうすればええんやろ…








……To be continued

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