紡ぐ (ページ10) - 小説/夢小説

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あの反応……。

……ダンゾウは永遠の万華鏡写輪眼を知っていた……。

うちは一族の、歴史を知っている……？

「A」

「っカ、カカシさん……！？」

なんでカカシさんが……？

「里に戻れ」

「……警備の任務はまだ終わってません」

「………………サスケが、大蛇丸の呪印を付けられた。
それから、三代目も……」

「！？」

大蛇丸……！？
ヒルゼン様……！

「……帰って、いいんですね？」

「頼む」

『サスケを、頼む』

ごめん、イタチ。
私、傍に居てあげなきゃダメだった。

……頼まれたからにはちゃんと守るから、いつか真相を
教えて……。

・

・

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・

写輪眼を行使し続け、走り続けた。

ようやく里に着き、サスケを探す。
………見付けた。

「サスケっ！」

「Aっ！？」

力いっぱい抱き締めて、無事を確認する。

「えっと……どなた、ですか……？」

桃色の髪の女の子が引き攣った顔で声を絞る。
隣には黄色い髪の男の子。
サクラちゃんとナルトくんだ。

「はじめまして、かな？私はうちはA。
サスケの親戚」

サスケから離れて自己紹介をする。

よくよく考えると私が一方的に知っているだけだったし。

「し、親戚……？」

「ちょっと色々あったから、今はうちは一族は私とサスケしかいなくて。……かわいい弟分だよ、サスケは」

そう言うと、サクラちゃんは少し顔を明るくした。
わかりやすいな……。

「まあ、私は任務でいたりいなかったり、だけどね」

実際、さっきまで任務だったし。

………あ。

カカシさん、忘れてきた。