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イタチへの気持ちを再認識して、今更なんだというのだ。
彼はもう里にはいない。抜け忍だ。
おまけにテロリストだ。
ダンゾウの思惑も、シスイさんのことも、イタチのことも、私は何も知らない。
里を守ることとうちは一族に何の関係があるの?
私が思い出せないだけで、何か……?
「ッ……」
両眼を抑え、チャクラを鎮める。
どうやら無意識に万華鏡写輪眼になりかけていたらしい。
眼への負担が凄いから気を付けなきゃ……。
片付けた家は寂れていた。
遠くで子供の声がする。
夕日が顔岩を照らして
静かに、無邪気な声が聞こえる。
「……私は、木ノ葉を出なきゃ幸せにはなれないの?」
こんなにもありふれた日常のある今の里を捨てて、どこに行けばいいの?
私だってシスイさんの意志を継ぎたい。
シスイさんの火の意志も、イタチの火の意志も。
……何があっても里を守れば、二人の意志を継げるだろうか。
私の忍道はなんだろう。
私が今一番会いたい人は、誰だろう。
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e(プロフ) - 私も最近またナルトはまりました!面白い小説見つかって嬉しいです😄更新頑張ってください!楽しみにしています!! (2022年6月22日 8時) (レス) @page25 id: b90da82d62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枯葉 | 作成日時:2022年5月17日 0時