昔の話(20) ページ21
シスイさんは任務の後に来たらしい。
そこでイタチとサスケと合流したとのこと。
「そういえば、イタチ。私に何か話でもあった?」
「いや……。……なんでもない」
「? そう」
花火の音を聞きながら、シスイさんの背中が気持ちよくて
私はそのまま眠ってしまった。
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翌朝、母にイタチが来たと聞いた。
私に用があるらしく、私は玄関まで行った。
「おはよう。どうしたの?」
「おはよう。……足は?」
「大丈夫。シスイさんの塗り薬が効いたから」
「そうか」
少し食い付き気味でそう言うと、イタチは懐から
簪を取り出した。
「昨日、渡しそびれたんだ。祭りで買った」
それは、白百合の飾りが付いていた。
可愛らしい簪だ。
「ありがとう。……でも、勿体ないなぁ。私には似合わない」
「似合うよ」
「そうかな。……でも、ありがとう」
結局この簪は、一度着けただけだった。
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e(プロフ) - 私も最近またナルトはまりました!面白い小説見つかって嬉しいです😄更新頑張ってください!楽しみにしています!! (2022年6月22日 8時) (レス) @page25 id: b90da82d62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枯葉 | 作成日時:2022年5月17日 0時