紡ぐ (ページ3) - 小説/夢小説

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色々あり、サスケはカカシさんの班になったらしい。
同じ班にはうずまきナルトがいた。

……同い年で、ひとりぼっちの二人だ。
仲良くなって欲しい。

それはそうと、だ。

「あんまりサスケを虐めないでくださいよ、カカシさん」

「え？なに？そんなに信用ないの？」

里の中。
任務の報告も終えた私は、たまたま姿が見えたカカシさんにそう言った。

「お気に入りとか虐めちゃうタイプですからね」

「ひどい……」

あからさまに落ち込んだようにそうは言っているけど、あんまり気にしてないんだろうな……。

「……生き残りがサスケと自分しかいないからって、ちょっと甘やかしてるんじゃないの？」

「かわいい弟分なので」

「ふーん……。……下心とかないわけ？」

「は？」

「あ、やめて。待って。十代の女の子の本気の"は？"は傷付く……」

なにオヤジ臭いことを言ってるんだ、この人は……。

「確かにサスケは顔が整ってますけど、私、年下は趣味じゃないんですよね」

「うっわ、ストレート……」

「現実を知ったら恋愛感情なんてそんなもんですよ」

本当に。

………ふと、思う。

…………私の、彼に対する、『信じたい』という想いは
一体、何なのだろうか。