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里に戻り、任務結果を報告。
綱手様は苦笑していらした。


私は、立ち入り禁止となってしまった実家へ……うちは一族が暮らしていた隔離場所へ向かった。

本来は入ることすら禁止されている。
遺品整理とかを理由に私は度々入っていた。

実際、ちゃんとしているし。


自分の家のことは数年前に終わらせている。
よく上がり込んでいたシスイさんの家も。

自分がよく出入りしていた家やお店はすぐ終わっていく。
だが、そうじゃない場所は中々手付かずで。


「……いい加減、ここをやるかー……」


イタチとサスケの実家。
フガクさんとその妻、ミコトさんの家。

うちは一族は木ノ葉の警備隊を担っていた。
フガクさんはその隊長だった。


最後にこの家に入ったのは、サスケと暮らすことになった時。
ヒルゼン様に懇願して、サスケを連れて来た時だった。

あの時私はサスケに
「今のうちに形見でもなんでもいいから、大事な物を三つまで持ってきなさい」
と言った。

私はフガクさんとミコトさんの形見。
それから、里抜けしたイタチの物。
それらを合わせて「三つまで」と言った。


結局サスケが探して持って来た物は、フガクさんがよく着ていた着物。
ミコトさんが使っていた髪留め。
それから、イタチが写っていない家族写真。


『……写真はこれでいいの?』

『……いい。あいつはいらない』


私はそれを否定もせず、「わかった」とだけ言った。

あの時のことを、少し後悔している。

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e(プロフ) - 私も最近またナルトはまりました!面白い小説見つかって嬉しいです😄更新頑張ってください!楽しみにしています!! (2022年6月22日 8時) (レス) @page25 id: b90da82d62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:枯葉 | 作成日時:2022年5月17日 0時

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