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ベッドに寝転びながら、暇を持て余す。
今頃両親の死を悲しめずにいた。
『お前は里を出て幸せに生き延びろ』
……私の万華鏡写輪眼のことを、イタチは知っていた……?
「気分はどう?」
「カカシさん……」
いつも見舞いに来てくれる。
サクラちゃんは綱手様に弟子入りしたらしい。
ナルトくんは自来也様と修行を……。
「実は頼みがあってさ。……臨時で第七班に入ってくんない?」
「え……?」
「サスケは里抜け。ナルトは自来也様と修行で不在。
で、残りが俺とサクラしかいなくてね。任務によってはちょっとキツくてさー……」
ああ。確かに。
……私も、気晴らしにはなるだろうか。
……暁の情報も……。
「代わりに、私の修行に付き合ってください」
「俺が?」
「カカシさんもいい修行になると思いますよ」
紅さんやアスマさんの話が正しければ……。
もしかしたら、だけど……。
「万華鏡写輪眼の修行です。……私も開眼しているので」
「! ……そんな素振りは無かったが……」
「お互い様です」
私は、この眼を認めたくなかった。
でも、今は……。
……イタチの真相を知るためにも。
里を守るためにも……。
「……わかった。じゃあ、五代目にも報告しとくよ」
「ありがとうございます」
……もしかしたら、失明するかもしれない。
でも、構わない。
「……私は、意地でも里を出ないから」
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e(プロフ) - 私も最近またナルトはまりました!面白い小説見つかって嬉しいです😄更新頑張ってください!楽しみにしています!! (2022年6月22日 8時) (レス) @page25 id: b90da82d62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枯葉 | 作成日時:2022年5月17日 0時