紡ぐ (ページ14) - 小説/夢小説

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あまりにも何もやる気が起きない。
任務をやらなきゃ、お給料もないのに。

でも、なんだろう。
気分的に、嫌だ。

「しばらくの間はゆっくり休め」

這ってでも任務を。
と思い、里をふらついていたらカカシさんに捕まり
この度五代目火影を就任された伝説の三忍の一人、綱手様に診察された。

私は今、病院のベッドだ。

「精神的なものだが聞いた話から推測するに、サスケの里抜けでそれまで張り詰めていた糸が切れたのだろう」

よくよく考えれば、そうかもしれない。
私は急遽サスケの保護者になり、上忍になった方が
色々都合が良かったからなった。

……その間、私は、両親の死を悲しむ暇もなかった。

サスケを守るのに必死で、私は……＿＿＿

＿＿＿＿過ぎったのは、記憶の片隅に追いやった、あの光景。

『ごめん……』

「ｯｯ……！！」

「どうした？」

「……いえ。……なんでも、ないです」

無意識に眼にチャクラが集まった。
それを、抑える。

・

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私は、万華鏡写輪眼を開眼させていた。
開眼させたのは、サスケの保護者になった後。

中忍最後の任務の時。

私は、イタチが一族を殺している中、友人宅にいた。
両親を九尾に殺されたこの親友を、私は…………

『ごめん……』

初めて開眼した後、この眼のリスクを知り、私は
むりやりチャクラを抑えて写輪眼のまま過ごした。

八方手裏剣みたいな模様には驚いた。

……やはり、本当にイタチは
私の、眼を……？