紡ぐ

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自来也様……！ 三忍の一人……！


「サスケが変な術に掛かっている。同じうちはのおぬしなら解けるやもしれん」


イタチはこっちにいる。
……影分身……！？


「わかりました！」






冗談じゃない。
サスケを英雄にさせるって……。
シスイさんのことも……。

……イタチ……。




・


・


・


・



『シスイさんはダンゾウによって片眼を奪われた』

『シスイさんの、もう片方の眼は俺に託された』

『シスイさんは里を守りたかった』

『俺はシスイさんの意志を継ぐ』

『里を守る』

『里を守るために同胞を殺した』

『サスケには英雄になってもらう』

『同胞殺しを倒す英雄に』

『シスイさんは最期までお前を気にかけていた』

『──────』



事実確認とかは後ででいい。
ただ、今は……！


「サスケ！」


苦しむサスケを見て、察した。
万華鏡写輪眼の、幻術……！

影分身は……！？


「Aの姉ちゃん……サスケは……！？」

「幻術に掛かってるだけ。……イタチは？」

「俺が倒してやったってばよ！」


影分身とはいえ、イタチを……！？


「……よく、倒せたね」

「へへっ。って、それよりサスケ！」

「大丈夫。術は解いた。……けど、精神的疲労がかなり
大きい。しばらくは目覚めないかも……」



っていうかかなりボコボコにされてる……。

干柿鬼鮫と同じ服だったということは
同じ組織の仲間……？

だから……？
でも、ナルトくんとは本気では戦ってない……？


…………ねぇ、イタチ。
あなた、本当にサスケに殺されるの……？



















『お前は里を出て幸せに生き延びろ』

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