Xlll

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弱肉強食。

その言葉が示す通り、

弱者は強者に勝つことはできず、

そのため皆進んで強者であろうとする。

たとえそのこ言葉に異を唱えたとしても

いつか強者によって自身の平穏な日常が踏みにじられたとき、

必ず人は強者の利点に気づく。

その場で強者に代わろうとし、

自分の人生に泥を付けた強者よりはるか高位に立ち、

その強者を今度は自分が踏みにじらんとするだろう。

しかしながら人間の人生は有限かつ、

何かを対生するにははるかに短い時間で準備されている。

人生を半ばまで過ごした壮年の人間や、

相手が到底かないもしないような人間だったとき、

人はどのようにして復讐を果たすというのだろう。

法治国家である日本に言わせれば、

理不尽な行為に対する制裁は、

法と厳罰によって処されるべきであるというだろうが、

その法だけでは

決して解決できない問題も数多く存在することだろう。

以上のことより、

それらに対するストッパーとしての

犯罪集団が存在することは必然であるといえる。執筆状態：連載中